稲刈りと偏西風と15度の扉
空の偏西風が
東へ東へ雲を吹き流し、
空気に湿気と冷たさをもたせるころ、
11月に入り、
サクラやイチョウやケヤキなど
紅葉がぐっと深まりました。
葉緑素はきえ、
元々の黄色はのこり
赤いアントシアニンがうまれ、
木々の冬支度です。
この時期、
葉っぱカルタを作るので
いつ紅葉がはじまるか、
いつ拾い時かと
はらはらしながら街路樹を見守ります。
ふと本を開けば、
二十四節気をさらに三つに分けた
七十二候でもちょうど
「楓蔦黄」(もみじつたきばむ)54候目
11/2~11/6頃
とありました。
そして下をむくと
昨日も今日も
アゲハの幼虫が歩いているのです。
そうして
前蛹になったものや
蛹になったものに
出会うのです。
エンマコオロギの声も
めっきり聞こえなくなり、
かろうじて台所のカネタタキが
チンチンと鳴いています。
毎夜、ながめる温度計は
夜12℃辺りまで下がるようになり
昼22℃辺り、
真ん中に15℃あたりを行き来するようになると、
・・・・・・
木々も虫も
ぴたりと
そのように色を変え形を変えるのかと
驚きます・・・・
15℃というのは、
覚えやすいので
感覚ですけどね^^;
「ねえ、いつ稲刈りしたらいい?」
「もうちょっとだな」
じいやに聞くと、
もうちょっとだったイネも
そろそろになり、
稲刈りをしました。
水深が深いので
コンテナ田舟に乗って稲刈りです^^
稲と古い家が似合います、、、
【空の偏西風がつれてくる
東へ東へ雲を吹き流し
紅葉と前蛹と稲刈りとを】
(15℃の扉をたたいて)
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