お山の神さまにあけましておめでとうございます。
今日は小さな畑のおうち園です。
今回、長編になってしまいました。
さあ、一緒にぼうけんの旅へ出かけましょう。
あれ? みんなどこに行ったのかな。
いた、いた、
おじいちゃんちでした。
田んぼの氷をさっそく割っていました。
「のっていい?」
「今年は薄いから割れるんじゃないかな」
「ぼうは?」
今年は暖冬で氷シャーベットでした。
「しもばしらだよ」
きれいだね、
氷のお城みたいね
ザクザクするよ、
今年はシモバシラも柔らかくてすぐ氷が解けてしまいます。
オオカマキリの卵もあった!
下の若い枝先に あちこちついていました。
今シーズンに産まれた新しい卵鞘(らんしょう)は
つやつやぴかぴかで、
なんだか麩菓子のようで
美味しそうに見えます。
今日のおやつデザートの
夏みかんも見っけ!
これはホンモノ食べられますっ
そのせいでしょうか、
あっという間に
夏みかんが見えなくなるくらい
子どもたちが鈴なりになりました。
そうだ、今日は、
お山の神さまに
「あけましておめでとう~~~」
の日です。
今年もよろしくと言いながら
入っていきますと、
もぐらの穴がありました。
穴はあれども姿は見えず、
いったいモグラさん、
どこで寝てるんでしょうか、
覗いてみたいものです。
鳥の羽がいっぱい、
落ちていました、
グレーでキジバトの羽かな。
タカに襲われたのかな。
遠いような身近なところで
命のリレーの足跡をみつけると
コトバも立ち入れないような感情がとつじょ湧いてきます。
「こびとさんのうちがあった」
ほんとだ、
笹の落ち葉の布団が敷いてありました^^
あれ、娘さんたちが
険しいほうの道を上りだしました。
みんなは もうずっと先です。
あっちの道の方がなだらかなんだけどな~、
ズリズリズリズリ・・・
「ねーのぼれないよ~」
のぼりたけど のぼれないッ、
わかっちゃいるけど やめられない!
すると、
れすきゅー隊員の人たちが
颯爽とあらわれて
たすけてくれ
ましたッ!
ありがとう~ありがと~~
と思ったら、
すぐ上には
孤高の世界に浸っている人も居ました^^^^
さらに頂上をぬけ、
棒で除雪しながら
いや除落葉しながら進み、
森の階段で
松ぼっくりならぬ
杉ぼっくりを拾って、
葉っぱを掻き分け秘蔵の万両を見つけて、
ベー助くんお気に入りのゾウのうんこも見っけ!
いやもとい、ホオノキ(朴の木)の果実のドライ。
樹高は何十メートルと高く、
5~6月のクリーム色の原始的な大輪の花をここで見たことはありません。
散り際も美しいそうですから
せめて朴散花に出会いたいものです。
朴葉味噌にするくらいですから、
香りも殺菌作用もあるはず、
落ち葉をフライパン代わりに使えるというんですから、
いつかは七輪朴葉味噌でご飯をいただきましょう。
シラカシの樹液レストランも見っけ!
森は恵みの宝庫です。
クズの蔓でんしゃも
どんどん進み、
コーナーにさしかかりました。
いよいよ未知との遭遇です、
いやバックツーザフユーチャーか、
いえ森の入り口トンネルです。
ごとーんごとーんごとん・・・
「ぴっぴー、はしによってください」
たのもしい山登り隊交通指導員のひとが
みんなを導いてくれます。
ほんとに安心でした、
ありがとーありがとーーー!
どんどん進んで、
お山に着くと、
早速なにはともあれ
ただ走る人、
凧の足をつけて
さっそく出立する人
「いってくるね~」
「おかえりなさ~い」
今年は
飛ばす前から踏んづけて凧の骨が折れることもなく
無謀に走り回って糸が絡まることもなく、
走りに走って走り切った皆なでした。
ご飯も食べて
夏みかんも食べて
「たべてすぐはしると
おなかいたくなっちゃうんだよ」
と言いながらも、
また走り出す人たち
そこで一瞬の奇跡、
散らばって走っていた人たちが
同方向に向かい、ダイヤ編隊となり
左右に分かれて、円を描くようにして
帰ってきました。
渡り鳥フライチームの航空ショーのようでした。
「ごくろうさまでしたッ」
その後は
ケンパー達人があらわれたり、
地上ナスカ絵を描く人もあらわれたり、
凧も ほっと一休み。
更に午後も探険へ出発。
そういえば小さなお友達が
凧に書いていました。
「ぼうけんたい」
その通りになりました^^
あれ? ひとりいない!
と思ったら、
こんなところにいました。
そこに何をつかむのか・・・
一度帰ってきて、
さらに
第二次ぼうけんたい
あれ? まただれか居ない!
それもそのはず
それぞれでっかいカリンや
でっかい石や棒をかかえて
残雪落ち葉のなかをわざわざ歩いていますからね^^;
みんなどこ?
わー神さまのおうち発見!
「クマのうちだよ」
ベー助父さんがまたまた大ウソを言うので
「ちがうよねー、タヌキはいるかもしれないけどね~」
と慌てて訂正しますが、
さっと引いた隊員の皆さんでした。
「どこどこ? みてみたい」
若干一名真相を究明に行く人。
まるで沖縄の世界自然遺産、
魂の深みの入り口のようです。
さあ、そろそろもどりましょう、
うんちのにおいがするね、
そうだよ、ぎんなんが落ちてるからね、、
下界へ
その後も拾い物は延々とつづき、
ザクロとか、、
「おやつにたべる?」
前回、食べたのを覚えていたんですねッ!
「ほらっ」
と言われても何だかわからない流木のような木とか、、
そうしてもうすぐ
おうちの人がお迎えに来るおじいちゃんちの縁側です。
山岳ぼうけんたいの歩行祭は終了間近、
蔓でんしゃもほどけ、
単独自由歩行で岐路につきます。
おーしーまいまいまいまいまい・・・・
<おまけ>
ママを待つ間
トラックの上で笑いと涙の境目
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