アカガエルの産卵しらべ
本日は、毎年3月の第1土曜日に行っています斜面林水路の「ニホンアカガエル産卵調査」です。
児童センターあすぱるさん主催で、コロボックルくらぶからも、たくさんの子供たちや保護者の方が参加していただき、総勢40名での調査となりました。

あすぱるの所長さん、本日担当の職員さんのお話し。

今までの記録を紹介しました。今年で10年目の取り組みとなります。
昨年は、かなり数が減り、アライグマの爪痕と思われるものが水路の底にありました。
今年は、どうなっているのでしょうか・・・

お母さんに、「ごとおべいがいく」という,、ヒキガエルの絵本を読んでもらいました。
アカガエルも同じような生態で、森の土の上で暮らし、水たまりに産卵することが分かりました。
さあ、斜面林水路に向け出発です!

学校の横を通ると・・・

オオカマキリの卵がありました。
水路について、数をかぞえました。
今年はかなり少ない様子です。

今日、卵の粒を数える卵塊をすくいました。

透明できれいです。

水路を歩いてアカガエルを探しながら、川上へ登ります。

途中、幹巻きしたコモを外して、冬の生き物の観察。

ここでは、3卵塊産まれていました。この場所は、水が干上がってしまうので、
救出して小学校のビオトープに移します。

小さなザリガニも活動を始めていました。

本日の結果を記録係の女の子が発表してくれました。
今年は、8卵塊。激減となってしまいました。
次に、1卵塊の数をみんなで数えて調べてみました。

1卵塊を小分けにして、カップに入れます。

何個あるかな?

数をかぞえます。

記録係の職員さんに報告

合計の発表。なんと、1卵塊で、2452粒もの卵の集まりでした!
みんなびっくり。
小分けにした卵は家で飼って、オタマジャクシやカエルになったら水路に放します。

経験豊富なリーダーから、飼い方の説明。
その後、今年卵塊が少なくなくなった原因や対策をみんなで考える作戦会議。
原因
・雨が少なく水不足 ・井戸が壊れた ・斜面林で工事があった ・アライグマの影響かも
対策
・水路を深く掘る ・アライグマを捕まえる ・ネットを張る
今日は早速、水路の中に更に深く溝を掘り、行動に移しました!

溝を深く掘ります。みんな頑張って、掘ってくれました。

一つの溝はシートを張り、雨不足でも水が枯れないようにしました。

公園の水道から長い長い距離、バケツで水を運びました。

最後に、救出した卵を、1卵塊だけ放しました。
これからみんなで成長を見守っていきます。
終わりの会で子供たちの感想です。
・カエルの卵をまもれて良かった。
・穴掘りが楽しかった。
最後にみんなで、声を合わせて、森にお礼を言いました。
「元気に育ってね!」
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