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2019年5月31日 (金)

今年はスギナ茶~とどけ野草の秘めたる思い

今年の番茶のブレンドパートナーは、スギナ。

トクサ科は日向くさい、

の言葉どおりの草っぽい印象だったけれど

4~5日乾燥させて

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(これは干して二日目)

数年ぶりに飲んでみたら

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ぜんぜん平気!

丸ごと10cm一茎分を 番茶の急須に入れても

草くさくない!

あれ? ほんとに年を重ねると植物の印象も

こんなに変わってしまう

のでしょうか。

これなら毎日飲めると、

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ドクダミと

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さらにヨモギまでブレンドして、

その日の気分で足したり引いたり。

 

※スギナ・・・利尿作用があるのでトイレ回数の多い人は、

1回分の量が増えて、全体の回数は減る効果。

必須栄養素のケイ酸はもとより、カルシウム、カリウムなどが

ヤサイよりはるかに含まれるというのは、すごい。

そうそう、家人が胆石を患っていたので

スギナを飲もうと思ったのが始まり!

 

<おまけ>

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ドクダミとショウブの混色混彩

美味しいだけではなく

あまりに美しすぎて息をのむ梅雨前の池際です。

自然探険のとき、3年生の女の子に

このドクダミのお茶とお通じの話しをすると

意外にも大変熱心に聞いてくれる一品です。

ドクダミやスギナは在来種ですが、

帰化種のシロツメクサにも便秘などの効能はあり、

在来、帰化に関わらず、

植物の秘めたる力を見い出し伝えてきた全世界の民衆の力には驚くばかりです。

 

「環境保護」や「自然保護」の視点では時に駆除も必要ですが、

駆除するときも その植物の特性を知ってなきゃもったいない、

なあ~という気が突如してきました。

ひいては その大もとで

在来の地域の植物が

日本人や地域の生活のなかで 

どんなふうに使われ人々に愛されてきたか、

子供たちに生活者の視点から伝えていくのは

もっとも楽しく大切だな~と改めて思いました。

自分ちの子供には出来ないですけどね^^;

 

それでも ふいに

ショウブやドクダミの混生の美しさに出会う喜びは

子供たちにとっては数十年後に訪れるかもしれないし、

今日か明日かもしれません。

 

【まちのあなたの空とおく とどけ野草の秘めたる思い】

    (今日か明日か数十年後)

 

解説:このまち武蔵野の地は古くから続いてきたけれど

これから先の 時の彼方の空とおくにも

この野草はあるでしょうか、

もしあるならば届いてください

野草の秘めたる力、美しさ

野草に秘めた私のあなたへの思い、よろこび 

今日か明日か数十年後、

 

 

 

 

 

 

 

 

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