自然の森たんけん
今日は小さな畑のおうち園です。
あじさいミミズク先生が
「もりの宝物を見つけにいらっしゃい」
ということで
皆で探険へ出かけますと、
ほんとだ! もう宝物を見つけました。
紫陽花の髪飾りを見つけました。
「これ、つけて♡」
自分では見えないはずなのに、
ちゃんと三色選んでいるのですね^^!
「ゆびわにして♪」
帽子にも
この後、
靴のマジックテープにも付けていました^^
麦わら帽子にも髪飾り♪
わー、このひと、どっかで会ったことある!
頭のてっぺんから足のつま先まで
懐かしい佇まいをかもしています^^
ちょっと歩いたら
すぐに
オオシオカラトンボも!
真っ黒い瞳、
翅の付け根の漆黒の闇、
胸部の弾力のある筋肉、
吸い込まれそうです。
またちょっと進めば、謎の渦巻き発見!
わ~渦をまいてる~
「ぎんがと いっしょだね」
小さなお友達がいいました。
たしかにッ!
銀色の梳糸がフワフワと微細な渦をつくっているので
細かな星が集まっているように見えます。
渦巻き状の隠れ帯をつくるウズグモ科の仲間です。
なんか宇宙規模の大発見を
小さい世界にみつけてくれたようで
「銀河グモ」と命名したくなりました^^
例年、この時期にここで出会う
「はーと♡カメムシ」です。
今年も
ミズキの葉に産んだ黄緑色の透明な卵を守っていました。
背中にも愛があふれているのですね!
子育ては、
エサキモンキツノカメムシから学んだ、
みたいな本が一冊ありそうですね^^
「ほらっ!」
と見せてくれたのは「真っ赤なハサミ」でした。
カラスが食べたのかな?
でもハサミは食べ残すのかしら。
そこが美味しいのに・・・
アメリカザリガニです。
「ほら、なんかいる」
お弁当の時間にも発見は続きます。
○○くんの図鑑で調べてみよう。
本格的なポケット図鑑を持ってきた人がいました。
形や色や模様や大きさを見て・・・
すごい、ちゃんと載っていましたッ!
キマダラヒカゲでした。
そういえば、ちゃんと日陰で休んでいましたね^^
そうして次々に大発見をしていましたが、
モグラも居ました。
私も久しぶりに見ました。
死んでしまっていましたが、
アリが食べていました。
大きな手は、小さな目と対称的で、
これで暗闇の土のトンネルを掘っているのですね、
金属質ではなく柔らかな色合いの皮膚や指で
これでどうして堅い土を掘れるのでしょうか?
「さわっていい?」
小さな子が言いました、
私も握手したかったけれど止めました。
神妙にずっと見入っていましたが
ミズキの青い実をお供えしていた
小さなお友達でした。
小さな小動物は、
こうしてハエやアリに最後をゆだね
3日目、4日目には腐敗臭の時を迎え、
ダンゴムシが大勢訪れ、
5日目には骨となり10日目には風化します。
ただもう自然の摂理には頭が下がるばかりです。
おうち園でも悪臭が漂う日があるのは
この為です。
「アリさん、ありがとう」
と さよならをしました。
そうしてどんどん先へ進み、
真剣に皆で集まっているので、
おや、何か居たのかなと覗くと、
「なわとび救出」
水に落ちたナワトビを救けていました。
「ここは、なんちゃらかんちゃら」
と、本人しか見えないお城の階段を上っている人や
見事にヨシ笛を吹き、
「♪おうじさまの みみは ろばのみみ~」
すっかり 羊飼いになった人や
ふくろうみみずく先生を気に入ってくれて
くるっ、くるっ、くるっ、
目をまわす人や
いっそ自分がおもしろい生物になっちゃった人、
1cmくらいの小さなアカガエルを見つけて、
とうとうカエルになっちゃった女の子たち。
とんだッ!
湧き水におやつのキュウリを冷やしている人、
おいしそ~~~
水をじょぼじょぼ流してアマゾン川を作る人や、
やたら走る人や
虫アミで スタートゴール係をする人や
走るかと思いきやずっと立っている人とか、
ただゴロゴロするだけで大冒険の人や
「水でっぽう」
水が出てくる棒をもって
ずっと歩いてる人や、
そんな人たちとお山をめぐり、
パタパタと散っては戻ってくると言って
「すごく たのしかった」
という一番うれしそうな大人(ベー助)も居たり、
本拠地に戻ってくると、
なんとカラスが
さっきのモグラをくわえて飛び立っていったのでした。
一瞬不安になりましたが、
そのあと、すぐに清々しい解放感に包まれました。
何かが放たれたようでした。
そこで私たちは
かごの中の鳥になり、
ツルとカメにすべってもらいました。
♪うしろのしょーめん だーあれ
たっぷりたっぷり遊んだ一日でした。
帰りのお話し会です。
<森のおはなし>
小さなお山には小さな小人さん、
なんにんいるかな
1・2・3・4・5・6・7にんの小人さんが遊んでいました。
ある日、ひらひらひらひら
はっぱの手紙がとどきました。
「森にあそびに来てください」
森のおうさまより。
そこで小さな小人たちは
大きなふとんをバタンとしいて
夢の国でんしゃにのってしゅっぱつです。
ごとーんごとーんごとーんごとーん
つぎは、もりのくに、もりのくに、
おりるひとは起きてください。
テクテクテクテク・・・森を歩いているとトンボに会いました。
わたしたちもトンボになろう、
ひゅんひゅん、ひゅん、
つぎはバッタにあいました。
ぴょん、ぴょん、ぴょん、
次はお花になりました。
くるくるくるくるくる・・・・・
それからチョウチョになりました
ふわりふわりひわり
すると、そこへ
花の蜜の匂いをかいで
大きな鬼がやってきました。
みんなかくれて!
これは みつかな?
こっちかな?
これは あまいみつかな?
(ひとりひとりこちょこちょされましたが、
みんな頭をかくして花粉に化けて)
せーの、わ~ッ!
鬼を脅かしました。
小人たちに驚かされて鬼は逃げていきました。
ごほうびに森のきゅうりをもらいましたよ。
戦わずして勝つ!
どこぞの兵法のようでしたね^^
「わきみずきゅうり」
いっただっきまーす♪
「つめたいねー」
「こんどは なにをひやす?」
「とまとは?」
いいね~!
みんなの植えたキュウリです、
丸ごと食べたいというお友達のリクエストで
大き目のぶつ切りにしました。
塩もなにもかけず、畑でもぎりとったときの、
ほんとに胡瓜の味がしました^^
「こんなきゅうり、たべたことないッ!」
おーしーまいまいまいまいまい
<おまけ>
むこうに
おうちの人が迎えに来ています。
さあ、もどりましょう・・・
追記:「どうしてみずが でているのお!」
「ずっと でてる!」と、お山の湧き水に
何度も手の平をつけて その冷たさと驚きと喜びに
浸っていた小さなお友達でした。
同じ大宮台地斜面林の戸塚下台公園の上方の湧き水は枯れてしまいました。
造成され雨水が山に蓄えられず、
そのまま下水を流れてしまうのでしょう。
お山は大きな水タンク、
湧き水は自然の水道ですね。
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