川口キリギリス・プロジェクトと生物調査
本日はコロボックルくらぶの活動です。
川口市自生のキリギリスが開発でいなくなる可能性があり、卵をとり孵化させ、幼虫を子供たちが飼育しました。
今日は、それぞれの家庭で飼育したキリギリス幼虫を、いよいよ赤山歴史自然公園に放虫します。その後、赤山歴史自然公園の生物調査を行います。
子供・大人合わせて、47名が参加しました。
それぞれの家庭で工夫して育てた虫かご。成育のようすを見ています。2cmくらいに成長したキリギリスは、産卵管が伸びてきて、雌が分かるようになりました。約1ヶ月間、飼育しました。
歴史資料館にて始まりの会。
今回のキリギリスプロジェクトに協力いただきました川口自然保護対策室さんのごあいさつ。「私たちは自然と生き物の命を守る仕事です」
川口市のみどり課さん、自然公園準備室さんも参加していただきました。
植物の会会長の西川先生。植物調査のご指導をお願いしました。
昆虫調査をご指導していただきました斎藤先生。昆虫調査がお仕事です。キリギリスの生態についてお話していただきました。「地域種を大切にしましょう」
放虫場所に向けて出発。
こんな場所です!
順番にキリギリスを放すことにしました。
優しく放しています。
「げんきでね~」
手乗りのキリギリス。長い飼育で愛着がわきます。
最後にみんなで声を掛けました。「元気に育ってね!」
--------------------------------------------------
続いて赤山歴史自然公園の生物調査です。
植物チーム、昆虫チームに分かれて作業を開始しました。
工事ルートも探索。
種のふしぎ
森には樹液が出ているクヌギの木にたくさんの虫が集まっていました。
ノコギリクワガタがいたよ!
ウシガエルの死体がありました。森の中には、オオイトトンボも居ました。
未舗装の道を進みます。
池には、ウチワヤンマが止まっていました。
事前調査で保護された水辺の貴重種9種は、草に覆われ、生存が危ぶまれます。
終わりの会で、本日の結果を子供たちが発表してくれました。
講師の先生からの講評
植物:丘の部分(陸地)は、外来種が多種繁茂しており、 水辺の貴重種は草刈りがされておらず生存が心配される…
昆虫:原っぱ、森、湿地、池と多様な空間がコンパクトにあり、 いろいろな生き物が見れた...
自然保護対策室さんから、記念品を頂きました。
ウチワでした~
最後にたくさんの生き物を見せてくれた自然にお礼を言いました
「ありがとうございました!」
------------------------------------------------
コメント