竹を割って流しソーメン
今日は小さな畑のおうち園です。
畑ぼうずさんは竹の器とお箸を準備して
「おそうめんをたべたい」
と言っています。
7/7小暑に入りましたが、
半夏雨はまだまだ止まず、
かろうじて曇り空の一日。
朝のお話し会では
桃太郎がでてきて
「ソーメンをたべたい」と言いました。
なぜ桃太郎かというと、
畑の桃の木に桃が生っていたからですが、
なんとしたことか最後、
桃をお土産にするのを忘れてしまいました(とほ)
ところでソーメンといえば流しソーメン。
子どもの頃はなぜ苦労して竹に流して食べるのか
ナゾでしたが、
本日そのナゾが解けました。
さあ、流しソーメンの魅惑の旅へようこそ!
カーンカーンカーン
お山から長い竹をもらってきました。
流しソーメンできるかな?
竹を半分にわりましょう。
翁のように横からバキっといきたいところですが、
皆でタテに筋目をいれて割ってみましょう。
どうかな、この方法で割れるかな?
せーーーの、メリメリメリメリ
バリバリバリバリ、
手前でスカートのすそを噛んでいた人も
気をもんで立ち上がりました^^
わ、わ、われた~~~!
空気がピンっと張りました。
拍手喝采ッ
竹のお箸をちょうど忘れてくれた人もいて
カーン カーン カーン
割って割って割って、竹のお箸もつくれました。
トーントーントーン
「きもちいー」
と言ってくれたお友達もいます。
ナタは大人がつけばカッターナイフや小刀よりも
安全で使いやすい道具です。
お箸もあっという間に簡単につくれます。
当たり前の技がいつしか当たり前でなくなり
消えていくのは残念なことです。
少し太いですが面取りして
紙ヤスリで すりすりすり
なぜかとっても上手でした。
こんなゴツゴツしたお箸で申し訳ないと思いましたが、
どうもツルツルした細いお箸より
ソーメンはからまりやすかったようです。
竹の器もつくりましょう。
取っ手付きです。
動くと切れないので協力態勢です。
それから畑へ行って
ナスも
トマトも
ピーマンも
キュウリも採りました。
今年は雨を吸ってナスも胡瓜もシシトウもたくさん出来ました。
戻ると
竹の樋の骨組みが出来上がっていました。
いい勾配です、
細い水量でちょろちょろ流れ、
しかも簡単にはつかみづらい
絶妙な坂道です^^
ならば、おソーメンを準備して
そうだ、
キュウリも竹輪もトマトも流そう!
天ぷらの衣もといて
ぐるぐるぐる
具がほしいな~ナスやシシトウはどこだろう
と言ったら、
お勝手のすだれが するする上がって
御用聞きが現れました。
「どうぞーーー」
なんと茄子やシシトウを何度も配達してくれました・
ほんとに助かります。
さあ、それでは準備はいいですか?
かつぶし、しいたけ、こんぶ、しょうゆ、みりん、
器に手作り八方だしも注がれました。
第一投 見逃し三振!
何度も通りすぎ学習して
お箸で待ち受けています^^
早くも終点の桶にくぎづけの人もいます^^;
うまいッ!
つかみました。
どんどん上達しています。
ここで一旦 ベンチ休憩です。
流れないソーメンでちょっとひと休み。
青竹の各節のなかに
ソーメンと 天ぷら各種と 茹でじゃがいも 茹でにんじん
摘みたて三つ葉も添えられて
まるで高級料亭いやそれ以上かと思われる涼やかな盛りつけです。
我を忘れて食べる年少さん組。
休憩もそこそこに
身をのりだしステップも軽やかに
踊りながら食べている年長さん組。
待ち受けるのではなく
流れに突き進んでいます^^^^
条件反射でしょうか、
次々にすくってしまうので
もう溢れだしてしまいました^^;;
第2弾 こども流しソーメンも始まりました。
大人もいただきました。
地面に落ちたソーメンは
二日かけてスズメがきれいさっぱり食べてくれました♡
こちらもいつのまにか食べつくし、
最後はとうとう終点の桶を囲んでいます。
なんと十把まるごとたいらげてしまいました。
大人はあまり食べていませんから
下に落としてしまったとしても
8人で約10把。
見事な食いっぷりで
どうりで皆な「くったくった」と
お腹をたたいていたはずです^^;;;
おうち園では初の試みでしたが
子供たちのようすを思い出しては ずっと笑いっぱなしです。
大人はこれが楽しくって、
ソーメンを流してしまうのですね。。。
夢の国でんしゃに乗ってかえりましょう。
ごと-んごとーんごとーんごとーんごとん・・・
1学期はこれにて
おーしーまいまいまいまいまい
<おまけ>
おばけごっこ
お砂場から芽が出た!
「むくろじ」
「むくろじパフェ」
「足だけプール」
「竹ぽっくり」
竹は
遊び(竹馬、竹とんぼ、凧)
生活品(お箸、器、雨どい、家材)
楽器(笛、シロフォン、カスタネット、カリンバ)
なんでもつくれるね。
それから筍はたべられるしね。
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