本日はイノコズチ風呂
<今年の夏は薬草風呂>
と勝手にテーマを決め、
同じ薬草に二日入り、
その植物名と主な薬効を
家族ラインで子供たちへ送ります。
そうでもしないと 20前後の子どもらへ
親から言って聞いてもらえることなんて
もうないからです^^;
「なんか、ちゃいろいのが はいってる」
と初めの不評のときは通り越し、今や諦めています。
そうして今日は、
<本日はイノコズチ風呂>
「猪の子の膝に似ている節があって
ヒザ痛 腰痛 リウマチ
腎臓に効く。」
草の茎の節がボコンとしていて、
猪や牛の膝に似ているという名前の由来です。
で、その薬効が膝や腰痛に効くというのですから
あまりに出来すぎです^^;
5日ほど軒下で乾燥させたものをザクザク切って、
かるく煎じて
(3つかみ程の草に水をひたひた適当にいれて、
沸騰したら弱火にして10分ほどくつくつしただけ)
濾しました。
この煎じ液を湯舟に入れます。
この煎じ液は、ほとんどは薬草茶として飲用できます。
お風呂には、薬草の持ち味により以下の3通りがあります。
①生葉をいれる
②ドライ葉をいれる
③ドライ葉(あるいは生葉)を煎じて入れる
我が家は給湯式ではないので
薬草を水から入れて沸かせば大半OKですが、
前もって煎じれば薬草茶としても楽しめるので
俄然、こちらの方が鮮烈な印象です。
毎日暑くて冷たいものを飲んで更に夏バテしていく悪循環を
この二日に一度のたった一杯の野草茶が
「おーあったまる」「わーくさっぽい」「へー、コーヒーいらないじゃない」
などと草の一種一種の個性で正気に戻してくれます。
で、この猪子槌、
あるところにはいっぱいあるのに
探すと見当たらない。
と思っていたら
庭でひょいと足元を見たらありました。
つるつる柔らかいし日陰に生えているし
ヒカゲイノコズチかなあ。
ヒナタイノコズチの根が、本来の漢方での薬効の高い部分のようですが、
趣味なので気にしません。
驚いたことにお風呂に入れた煎じカスの茎葉の袋を
プシューとつぶすと、
肌にピリピリピリっと
唐辛子風呂のような皮膚刺激がありました。
ほんとにその辺の野草の王様のような草なのに、
「え、あなた、ほんとにイノコズチだよね?」
知られざる秘めたる強烈な個性をみせつけてくれました。
老化の早い膝の悪い私と 家人の腰痛にガッチリあった
ピリピリイノコズチでした。
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