赤芽ガシワのお風呂と お茶
赤芽柏といえば、
自然のクッキングシート。
お餅やおにぎりを包んだり
大皿に敷いて寒天ゼリーや天ぷらなど
お料理を乗せます。
ちょっとしたエコクッキングシートでしたが、
ところが
お茶にすれば胆石や胃潰瘍、
お風呂に入ればリウマチや皮膚病によいというので
川の土手に生えていた赤芽ガシワの枝葉をちょっといただいて
1週間ほど軒下に干してドライにして
煎じました。
葉にひたひたの水を注ぎ、沸騰したら弱火で10~15分ほど。
黒糖入りのコーヒーのような色、
味も野草茶にない濃厚な味わい。
これは稀有な存在、脳裏に焼きつきました。
<胆石にはアカメガシワ>
さらに残りの煎じ液は、お風呂へザザザーと流し込みます。
給湯式でも湯沸かし式でも どちらでもOKです。
<おまけ>
名前の由来の赤芽の新芽。
ベルベットな見た目は、
葉の表面に密生する星状毛のじゅうたんのせいです。
雌雄異株です。
オスの木とメスの木は別で、
これは雄木の雄花です。
おしべが線香花火のように開いて
先端に黄色い葯(花粉のふくろ)も見えます。
こちらは雌木の雌花
最初は緑の柱頭が
赤くなり実もふくらんで
枝がしなだれています。
秋に黒紫に熟す実は、
鳥たちのおやつになり、
空を旅して運ばれて糞として落ちたところで
発芽します。
この種子は、高温にさらされて発芽しやすくなるそうです。
そのため、道路際や川の土手や空き地など
熱そうで狭そうな所にも果敢に進出して
あちこちに生えているパイオニア植物です。
再生復活の象徴のような木ですね!
そういう彼らにピッタリの相棒も来客中です。
葉の元に蜜腺がある葉っぱレストラン。
アリだけでなく
若葉は和え物やおひたし等
ヒトの食用にもなります。
この逞しさ有用性、
縄文や弥生人も食べていたかもしれません。
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