立秋~空とセミの移り変わり
立秋8/8より
行き合いの空に
グレーを帯びた白い雲が覆った夜より
炎天下にも涼風が流れるようになりました。
夜の道草にも
エンマコオロギの声が聞こえるようになりました。
8/9より 庭にアブラゼミのアリ塚を見るようになりました。
それまでは全く見かけませんでした。
我が家では 7/28よりアブラゼミの初鳴きを聞きましたから
寿命はおよそ12日間を目安のひとつとして考えられます。
セミの寿命を自由研究した男の子が居て
野生のセミ数種が1ケ月ほど生きていた記録が出ました、
12日くらいから1ヶ月くらい生きるのでしょうか?
ふと見上げる空にもアブラゼミとクモとの行き合いの空、
立秋に大きく成長するコガネグモが
アブラゼミをくるくる巻いていました。
これから交接をして生まれてくるコガネグモの命に
アブラゼミの命が引き継がれます。
今年、この畑には初めてコガネグモがあちこちで円網を張りました。
今までハウスの中で 益虫コガネグモ農法といって、
大切にしていたものが、どんどん元気づいて
外にも溢れ出てきたのですね、
コガネグモは埼玉県では絶滅危惧Ⅰ類ですが、
少し気にかけて無農薬にするだけで
数年後、戸外にも増えてくれるのは嬉しいことです。
コガネグモの網は、ジョロウグモより丈夫で、
昔の子供のセミ取り網に使われましたが、
まさにその証明のような立秋の空の光景でした。
そして、
アブラゼミ天下が頂点を極めて下りゆく時、
ツクツクボウシが泣き始めます。
8/6 午後4時ころツクツクの初鳴きを聞きました。
夏の終わりを感じさせるヒグラシは、
ニイニイゼミと同じく実際は早い時期から鳴いています。
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