柿渋づくり
今日は小さな畑のおうち園です。
むくろじ小人さんが渋柿で柿渋づくりをしていました。
「ほんとはお盆のころ、作るのがいいんだけどね~」
しぶがき王子が出てきて
みんなに一口づつお顔を食べさせてくれました。
「しぶいね~」
みんなのお顔がゆがみました^^
渋み成分タンニンが舌のたんぱく質と結合した収れん作用です。
この収れん作用がまた薬用効果も果たします。
毒にもなり薬にもなります。
「このシブさで みんなを守ってあげるんだよ~~~」
渋柿王子の熱い叫びが聞こえてくるようですッ
豆柿や玉柿や 実生の名前のわからない柿~多数を
①もぐ
みんなでもぎもぎ枝からはずします。
ぽこん、とれた~~
結構あったのですが、ぜんぶ もいでくれました。
いろいろ いろんな大きさです。
②切る
丁寧にヘタも切ってくれています。
後からは、段々面倒になりヘタも入れてしまいました。
切った断面が、まるでミカンのようでした!
こちらは お花のようでした。
「わー、おはなみたい♡」
種の部分が花びらのようです。
ただし切るときタネに当たると大変かたいッ
苦労しながらも 切ってくれましたね~~
③つぶす
つるっと滑って大変かと思いきや
つぶれる感触がなかなかに楽しく・・・
こちらでも
あちらでも
見事な流れ作業です!
④水をいれる
水道水や井戸水には微生物が少ないので
川の水や残り湯などがよい。
⑤かき混ぜる
⑥2週間ほど水に浸けたままにして、
1日1回かきまぜます。
⑦布で濾して、液を1年ほど寝かせたら完成。
柿渋は、おうち園のイスやテーブル、床、壁などにぬり、
防水、防腐、防虫、防汚れに大活躍します。
昔ながらの自然の塗料です。
⑧柿渋でお絵かき
さらに柿渋染めでも有名ですね。
絵や文字を布に描くことも出来ます。
家と花と木が描いてありました。
柿渋は日に当たって濃くなっていきます。
もっと濃くしたいときは、
乾いては塗り、乾いては塗りを 3回ほど繰り返せば
ベージュが茶色になります。
きょうは朝の会まで ゆったり過ごし、
朝の会のおはなしも ゆったり遊び、
柿渋づくりが終わったのはお昼寸前、
お昼を食べ終わると
「このほん かったほんといっしょだ!」
とおうち園にあった絵本を読んでくれたお兄ちゃんです。
のめりこんで聞いています^^!!!
そうして今日は、
ふたりの女の子のお誕生日会ですから
その前の帰りのお話し会はしずかにしずかにしましたよ。
となりの人へ内緒話のような伝言ゲームです。
お題は
「今日、お誕生日会の人はだれでしょう」
ぐるりと一周ようやく回ってきた答えは
「こっこちゃ~~~ん♡」
ええええええーーー!
それはないでしょう、
確かにコッコちゃんはふたりの女の子ですけどね・・・^^;
おーしーまいまいまいまいまいまいまい
<おまけ>
草花あそびメヒシバシリーズ
ハートかんざし
「かえって ぱぱにみせる♡」
枝垂れかんざし
似合いすぎ^^
メヒシバの傘
「ほら、カサだよ~~~」
朝のお話(たいふうの傘)
むかしあるところに小さな畑があって
小さな畑にはちいさなおうちがあって
1・2・3・4・5・6・7・8
はちにんの小人さんが遊んでいました。
するとザザザザーーービュウビュウ~~~
とつぜん強い雨と強い風がふいてきました。
「たいふうだ」(と子どもたち)
そう、台風がやってきました。
でも大丈夫、
草むらの中から声がしました。
出てきたのはメヒシバ
「わたしを傘にしてください」
言われたとおりに
くるりん、くるりん、まげてむすぶと、
ほら、なーんだ、
「かさ~」
そうひらいてとじて、ひらいてとじて、
傘になりました。
おーしーまい
確かこんなお話しだったような・・・
二日前の台風を受けて
とつぜんお話しが湧いて出てくるので
後から本人に聞いても忘れてしまい、
次に聞いたときには微妙に変化しています^^;
自然現象から生まれてくるお話しは
生きる如く刻々と変化していくようです・・・
コメント