お山たんけん秋の宝物さがし
今日は小さな畑のおうち園です。
おじいちゃんちの稲も
頭を垂れて稲刈りの時期を待っていました。
今日のお山はこんなお顔です。
お山たんけん宝物さがしの日です。
秋の宝物はみつかるでしょうか。
長い竹を天へ伸ばして
とんぼ釣りをはじめました。
すごい、あっという間につかまりました。
アキアカネです。
青い空に気持ちよさげです。
蜻蛉にはどんな眺めなんでしょう。
♪とんぼのめがねは みずいろめがね
あーおいおそらを とんだから・・・
とちっちゃなお友達が口からこぼれるように歌い始めました。
ちっちゃな水田でも
水があれば、たくさんのトンボが集まってきて
上空を飛びまわります。
みんなでトンボ釣りをしますと、
「あ、とまったッ」
真っ赤なショウジョウトンボでした。
こちらは人間釣り。
竹の棒も横にすれば電車になり
人間が乗って田んぼの周りをぐるぐる回っています^^
さあ、そろそろ前回のコブナグサ染めの袋をはずして
どんな模様になったか開いてみましょう。
小鮒草は田に生えるメジャーな雑草のひとつで
ここも周りはコブナグサだらけです。
そのどこにでもある雑草が
あの有名な八丈島の絹織物の黄色だと教えていただいたときは
本当に驚いたものです。
みょうばん媒染でこんなに明るい黄色に染まります。
もちて、たて、ななめ等など、
自分の白もようが くっきりと残りました。
今年の草木染めは、
この一枚の袋にこだわって
アイのたたき染め、
柿渋染め、
コブナグサ染めと重ねていき、
とうとうこれで完成です、
野山の植物の命をいただき染めた色の
世界にひとつの袋をもって
いよいよ秋のたからさがしの旅がはじまります。
さっそく滅多につかまえられないアオマツムシをつかまえて見せてくれて
びっくりしました!
近年、中国から日本へ渡ってきた帰化種で
一気に広がりました。
桜などの葉の上に居て樹上で暮らすので
リーンリーンというクリスマスの鈴のような音は遠くまで響けども
滅多に姿を見ることはありません。
背中がつるんとしたグリーンのメスです。
「これはいったい、バッタ、コオロギ、なんでしょう???」
ほんとですね
バッタ目は
大きくバッタ上科・コオロギ上科・キリギリス上科と分けますが、
背中が平らなコオロギの仲間です。
大雑把な見分け方は
バッタ~短い触角
コオロギ~平らな背中
キリギリス~長い触角です。
そんな会話を大人がしようとする最中
さっと宝物入れの袋に入れられた
アオマツムシでした^^
なんにも言わないのに、
先週、みんなとお別れしたニャンのお墓に
もうみんな集まってくれていました。
「そらからみまもってね」
お手紙と絵を描いてきて
読んでくれました。
お線香やお花もあげました。
絵もとてもとても素敵な絵でした。
さあ、私たちは前へ進みます。
険しい道もなんのその、
誰も彼も当然の如く倒木の嵐を綱渡り。
後ろのひとも弱音一つ吐かず
うんとこしょどっこいしょ、
おお~上では救助隊が下の人へ
シュロの葉の命綱をおろしていました。
全員の協力体制で登頂成功!
しかし休む間もなく
どんどん先へ
なにせ探険隊ですからね~
するといきなりハチの巣発見!
慎重に生きた蜂などいないか見ましたが大丈夫。
さっそく宝袋へ投入。
うつくしいお山の青い宝石
ヤブミョウガも!
ユリノキの種も!
集合果の種を一枚一枚はずすと
中から小人の剣が現れます。
うわーいっぱい入れてる~
蔓でんしゃ「ここもってー」
蔓は体に巻きつけて
その端には宝袋が掛けられるようになっていました^^
同じことをする人たち
年長さんの女の子って
何かこう以心伝心するんでしょうか、、
スダジイを大発見!
しかしまだ早いようで
郭斗帽子は開いていませんでした。
ザンネン。
マテバシイと並んで渋抜きをしなくてもOk
生で食べても美味しいスダジイ、です。
こちらはツチグリっ!
クヌギのどんぐりに似ている姿形をしています。
つつくと煙の胞子が舞い上がります。
こっちにはオニフスベ。
はじける前はこんがり焼けたパンそっくり、
はじけた後はボロボロのスポンジ、
ふにふにふにふに・・・
オシロイバナの種
みんなで種を割って
中のおしろいの白い粉をだすと
顔にぬってお化粧したのは
ベー助さんでした。
長いものが好き?
シュロの葉をずっと持ち、
今、ススキを宝袋に入れたところ
ザクロ これはよその木なので見るだけ
「ザクロだ、まえ、ひろって たべたよね」
ちっちゃいお友達の記憶力は
まるで野生動物のよう^^
オオバコずもう
あちこちで
オオバコが長い花穂を伸ばしています。
ちっちゃい頃、勝つまで続けた
大好きな遊びでした。
なかなか勝負がつかないので
見ている人が歯をくいしばって
力が入っています^^
シラカシや コナラのどんぐり
森の入り口トンネルを抜けたあたりに
たくさん落ちています。
そうしてお昼のゴールに到着しますと
お砂場が前方後円墳になっていました。
その上にみんなで乗っかって言うには、
「にゃんの おはかが あるよ」
「どうしてだろう?」
「だれか にゃんのことしって おはかをつくったんじゃない!」
それくらいニャンとケケのお墓の形に似ていたのですが、
もちろん私達ではありませんから
不思議なことがあるものです。
ナゾの共時性でした。
お昼は明日の運動会のダンスの練習です♪
手前では組体操でしょうか、
逆立ちダンスをしています。
その後は、シーソー、ブランコなど
いつになく思う存分あそび、
クズの蔓の 走りなわとびやら
ほんとに飛べました!
宝袋をひっくりかえして
「あったー!」
小人の剣でまた遊んでいます^^
そうして最後はやっぱり
♪あぶくたったにえたった
とんとんとん
なんのおと?
「おばけのおと~」
あーもうこの後は
水筒の水が切れて喉がカラカラになりながら
走って走って走って逃げた大人ふたりでした^^;
おーしーまいまいまいまいまい
※子供たちが命の水をくれました。
<おまけ>
帰りもまだギンナン拾い
隣りでは「かいだ~」と貝を拾っていました。
ここは縄文時代の貝塚でした。
「クマのあなはどこ~?」
貝塚の斜面の大きなムロも覚えていてビックリでした。
去年の冗談といっしょに^^;
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