大掃除
廃屋の片づけなので
特に年末の大掃除とはカンケーはありませんが
連日、秘境の宝探しのような日々です。
明治とか大正とかの文字の書かれた箪笥や板きれから、
着物を着た女性の白黒写真や
おそらく大切にしていた赤い着物の古布や
古いマッチ箱や キセル。
捨ててしまう前にせめて写真に納めました。
これは、とっておこう、うごくよ、
何でも処分モードのベー助が異例の持ち帰り発言。
二つあるネジ巻きの穴の下に30 DAYの文字があります。
一度に30巻き可能で30日動きます。
ひとつは音の穴、ひとつは振り子の穴。
ボーンボーンボーン
この日より
30分毎に時を刻む、
まさしく時を刻む音が
我が家に響いています。
鳴るたびに
父の生家の古い民家の暗い土間がよみがえり
音に連れていかれる気分です。
ちなみに母屋にある古時計は小道具屋さんで買ったもので15巻き。
すぐに止まります。
音が鳴るネジは巻かないので
チクタクッチクタクッと時を刻むだけです。
その音は鳴っているのに
慣れ過ぎて もはや聞こえません。
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