ダーニング
若い知人に「かけはぎ」の職人さんが居ましたが、
同じ修繕でも真逆の
目立つように修繕する「ダーニング」が流行っていると知り、
挑戦してみることにしました。
ただツヅレを見ているうちに
こりゃ直しても先が長くないことを悟り、
ミシンダーニング、
になってしまいました、タハ。
破けたズボンのお尻に 和布の当て布。
裏側ですが、
雑巾のような縫い目がかわいいので
表側からも
下弦の月もよう。
ちょっとダーナ神族の遺跡っぽい。
楽しくなってきて
薄くなった膝にも当て布、
ずっと敗れたままだった肘の穴へも。
ちょっと目立ちすぎな気もしますが、
ようやく毛糸の感覚がつかめてきました。
そこで
帽子の穴に
丸い積み木を輪ゴムでとめて
染めて紡いだ毛糸をゴソゴソ出してきて
いよいよダーニング♡
穴が二つしかないことに
ガッカリするくらい楽しく、
母からもらったお気に入りの古いセーターで作った
ネックウオーマーの無数の虫食い穴に
とことんツヅレサセコオロギ。
※ツヅレサセコオロギ(綴れ刺せこおろぎの意)
秋から冬にむけて
「つづれさせ、つづれさせ」という長い単調なテンポで
「リィリィリィリィリィ・・・」と鳴き続ける。
晩秋に一気に冷え込む我が家の寝室の子守唄。
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