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2020年1月27日 (月)

アウシュヴィッツ解放記念日

廃屋の整理でベー助さんの本棚から
「ガラスのうさぎ」(金の星社)を見つけて読みました。

子供のころ推薦図書で有名な本でしたが、
読んだことはありませんでした。
その頃、現実的な辛く悲しい話は決して読めませんでしたが、

物置にしているビニールハウスの途中に置いておき
通りがかったときに少しづつ
しゃがんで読みました。
高木敏子さんの子供のころの戦争体験です。

なぜか、この本と同時期に
部屋の中で寝る前に読んでいた本は
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「流れる星は生きている」藤原てい著

これはどんどん壮絶な
母と幼子3人の中国引き揚げ脱出行なので

読みながら何度もあの世へ行きました。
登場するすべての女性と自分が重なるのですが
そのどれもに耐えきれませんから
あの世へ行ったつもりで読むしかありません。


わたしの母は中国から引き揚げるとき子供で、
恐かったと言っていました。
よく花札で遊んでくれた優しい祖母が
叔母たちに言わせると、
たいへん強い人だったという話しが、
この本を読んで ようやく腑に落ちてきました。
今ならわかる気がします。

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その後すぐに、
何百人待ちの直木賞「宝島」が
ちょうど冬休みに届きました。

戦果アギヤーの話しで
沖縄の戦後の動乱の過酷な島全体の息遣いに
はじめて触れる思いでした。
それが今も続いて、、、、

そしてこの流れを止められなくなったのか
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「アウシュヴィッツの図書係」を
先日1/27~1/28 読み終えました。

1945.1.27
ちょうどアウシュビッツ解放の記念日でした。
最後、実在の少女ディタが解放され、
一緒にアウシュヴィッツから解放された思いでした。

あとがきのフレディ・ヒルシュ(実在の人物)の記述に
最後の最後まで驚かされます。
少女の頃のディタ同様、
ネット情報で打ちひしがれていた希望の灯が
ふたたび灯りました。

「なぜ囚人たちは立ち上がらなかったのか」
以前、誰かが言っていた問いが
それぞれの歴史の中で
また違う重みで
響いてきました。

 

 

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