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2020年1月30日 (木)

葉っぱ凧

「たこ」(加古里子/福音館書店)の

~風に飛ぶものなら何でも凧になる~

という凧のタコたる凧質を突くカコ名言に誘われて

昨年の暮れに
Img_3527
風化寸前の落ち葉をぎりぎり拾い集め、
新聞紙に挟んでおき、

(葉に水を打てば平らになります)

Img_3139
左からカシワ・ホオノキ、ユリノキ(ハンテンボク)


年明けに子供たちと作り飛ばしました。
公共施設の一室なので
狭い部屋で

♪たこたこあがれ てんまであがれ

と唄いながらグルグル回る10名ほどの子どもたちは
魔法か暗示にかけられたような無心さと無邪気さで
もう止まらない洗濯機の渦のようでした^^;

「葉脈が竹ヒゴの役割を果たしてるんですね」
「和紙は、植物から出来ていますしね」
「よく考えれば葉っぱ凧はタコそのものですよね~」


なんて終わった後、
大人が帰りながら話していると
年中さんの女の子が、


「え、カミは木から つくるの?」
「じゃあ、どうして紙はしろいの?」
「木をはがして つくるの?」


と次から次に疑問がわいてきたらしく
妖精のような瞳と ささやき声で
1m下からこちらを見上げているのでした。
その距離は近いようで遠く
普段は気づかない垂直の死角ゾーンですが、
♪たこたこあがれ
の呪文とともに一瞬のみ、
開かれた窓のようでした。


絵本には
葉っぱ、ハガキ、ビニールが紹介されていましたが、
葉っぱ凧の詳細は載っていません。
そのため、
本当に飛ぶのか半信半疑のまま
すべてテキトーに作りましたが、
Img_3112
試作品は戸外でも飛びました。
3~5mは上がっています。
ラインが自然の流線形なので
持って歩くだけで かなり感動します。

気をよくして
Img_3528
おうち園準備クラスでも
また作りました。

かなり水分が抜けて
触れただけでバリバリ割れてしまう状態でしたが、
破壊寸前に広間を見つけ
かろうじてお空に飛んだ凧でした^^。

(水に浸ければ長持ちします)

 

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