お山たんけんと竹きり
今日は小さな畑のおうち園です。
お山の日です。
6/11に梅雨入りして
紫陽花も今を盛りと咲いています。
来た人から田植えがはじまりました。
おじいちゃんちは湿地なので
水面が高く田舟がないと植えられない深さです。
そこでポットで養生したイネを
投げ込む、
という方法を考え出しました。
子どもたちと投げるのは初めてです。
どうでしょう???
そーーーーれッ、、、
ぽとん、
うまい、うまい!
「投げ込み農法」です。
それからお山へ向かいます。
「わ~、これすごいね」
「うちに あるのに にてる」
「きょうりゅう出てきそうだよね」
シダの葉や
クサグモや
イモムシや
どくだみの花に
ひとつひとつ立ち止まり、
わ~
お~~
きゃ、
もうすでに探検家になっている子供たちです。
「こんにちは~」
新年度、最初の入山です、
お山の神さまに挨拶します。
みんな どんどん進んでいきます。
あれ?
止まっています。
自分と同じくらいの背丈の葉っぱが
門になって塞がっているもようです。
すると、みんなが
「おーい、こっちだよ~~~」
意を決して前に進んでいきます^^
入って一歩で
棒やら竹やら
もう手にいっぱいの宝物を抱えている人がいたり、
ぐわーーーっと頂上にのぼって
光の玉いっぱいの竹山を
両手いっぱいに抱えている人がいたり、
竜骨いっぽん橋を果敢にわたる人がいたり、
シュロの葉をもって
孔雀の舞を舞う人が居たり、
仙人のように
もりもりと健脚の人がいたり、
ほとんどカメラに収まらず、
走り去る人がいたり、
湧き水にカエルをみつけて
自分もカエルになって
興味津々で追いかける人も居たり、
一巡りして一休みして
小さな葉っぱを
愛でている人がいたり、
それぞれに無限の瞬間(とき)を過ごしていました。
その静寂をやぶるように
ぎこぎこぎこ、
みしみしみし、
われるよ、われる音がする、
あぶないよ、
みんなこっちによけて、
竹伐りのお仕事が始まりました。
竹のミシミシミシ・・・・
という音に
緊迫感が走ります。
年長さんが竹切り翁になり、
下の子たちは上を見上げます。
おおおおおおお・・・・
バサーーーーンッ
竹山のなか
皆の歓声とため息が
風になって流れていきました。
枝はらいをしてくれています。
ながいながい竹です。
「ながしそうめんにするんだよね」
少し早いですが
お山さんぽもしましたし、
竹きりのお仕事も終えましたから、
お弁当にしましょう♪
しかし、
食べ終わってからが本番でした。
荷物をおいて身軽になって水筒だけ持って、
探険に出発です。
彼がこの後、
何をしたかわかるでしょうか。
皆が居なくなった後、
私も下に降りた後、
ドドドドドドドドド・・・・
と時速300kmで走り降りてきました^^;
この時点で決心していたかは不明ですが、
やり遂げたお顔だったことは間違いありません。
足の運びで上半身のバランスをとり
転ばずに最後は減速するという
あの緊張感を思い出しました(汗)
その横には無心に竹の皮を拾う人がいて、
森の入り口トンネルを抜けた先の坂道途中の
木の根元にお供えされました。
ここは小人さんのおうちの入り口です。
「ここは たのしいね~」
「ぶきみだね~」
と坂道を登り切ったところには
公園があって
シーソーで平均台の訓練と転落の危険をまなんだり、
超絶技法の特訓をしていたり、
大人のわたしたちとは本質的に違う
濃密なじかんが流れているようでした。
おそらく人生の懐かしいところに
言葉をこえたワンシーンとして
刻まれるかもしれません。
それからお誕生日会をして、
さらに先へ進んでいきました。
道は長く暑く険しく、
もう道は閉ざされたかと思いましたが、
「ねー、どっちだろ」
「こっちじゃない?」
「いけないよ」
覆いかぶさる木々をくぐり抜けると
そこは洞窟のような
木漏れ日でした。
とっくに先へ行ってしまったお友達が
しゃがんで貝を集めていました。
「じょうもんのかいだよ!」
縄文文化の発掘をしていました^^^^
それからも、
まだまだ…
まだまだ・・・
歩き続けヘトヘトです^^;
そうして
ようやくようやく、
アジサイの道に戻ってきました♡
「あじさいは どこ~?」
「まだ先だよ」
「どこ~」
「まだ先だよ」
みんなアジサイが大好きで、
とおもったら、
「ママ、おはな すきなの♡」
と言ってお土産に持って帰るのでした。
おーしーまい
<おまけ>
田植えも無事おわりました。
田んぼの中の棒に、
目まで真っ赤なショウジョウトンボや
濃青のオオシオカラトンボや
敏捷なギンヤンマが来ていました。
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