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2020年8月13日 (木)

熊本帰省

ここのところ地震に水害に
250年分の浄化導入の役目を与えられたような

私にとっては泰平の地である熊本、へ
普段は何があっても帰らないくせに
コロナで騒がれるなか
帰ってしまいました。
肥後もっこす♪

道中は電車でさえ、上部の窓が開いて
涼風が入り、ヒコーキもそれなりに空いており、
快適な移動でしたが、

帰省目的の一番であった叔母は、
元気であったものの
私のことを忘れていました。

記憶の出し入れをつかさどる海馬に
うまれつき自信がない自分にとっては
そんなこと当たり前すぎて大したことではないと思っていましたが、
実際ちょっとだけ自分が消えてしまったような
さみしい気持ちになりました。
と同時に
私の心のなかの手のひらも
力がなくなっていくようでした。

脳科学者が言うには、
これ(顔も名前もわからない)は、
「脳の萎縮が海馬にとどまらず
大脳皮質(記憶の貯蔵庫)にまで及んだとき
と考えられる」 そうです。

忘れられる方はもちろんですが、
本人もまた「異常」や「不安」などの感情を抱えて
日々自尊心と向き合っている、
そうです。

「脳科学者の母が、
認知症になる」
(河出書房新社)より

相当はしょりますが、
つまり、
その人のその人らしさは、
認知機能をこえて
存在し続ける、

というようなことを著者は言っていました。
埼玉に帰ってきて
たまたま図書館で借りてあった本を
読んだのですが、
潜在意識に潜みそうな小さな喪失が

「その人らしさ」とは何かを

なんども問われたことで、
沈まずに救われました。

そして新たに気づきました。
90歳前後の父と母に会えたこと、
そしてイジワルな事をいっぱい言ったはずの私を
覚えていてくれたこと

今回の帰省の今の一番の贈り物でした♡

1596016578152
熊本のPM7じ

めっちゃ明るい!!!

1596448831352
埼玉のPM7じ

暗い・・・

関東と九州は
南北に離れているようですが、
実はより東西に離れています。

「田舎へかえるといつも感じる経度と緯度」
      (地球はまるかったい‼)

 

 

 

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