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2020年11月 1日 (日)

クサギの実染め~ニワトリの羽根と窓のれん~

思うに、

二十四節気でいえば霜降の頃がベストだったかもしれません、

用事で1週間だけ伸ばしたクサギ染めの青い実は、

赤いガクだけを残して落ちたものも多数あり、

秋の七日の駆け抜ける足の速さを感じました。

同じ地域でも陽当たりや木によって

かなりのズレがありますから、

お山の大木のクサギから

通勤途中のバス停横の小さなクサギまで

お友達になっておくのは

災害時の知人と同じくらい心強いものです。

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①実のついた花穂摘み

園芸用植木ポットのトレーに約1杯分

大木なので高枝切りバサミを使用

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一つの花序、

集散花序の
対生して伸びる花柄が4~6段


両腕を伸ばして元気いっぱい、


みたいな配列です^^

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花序(花の集まり)のなかの一つの花穂

光沢のある藍色の実も
紅色の5裂の萼片だけを残し
鳥たちに食べられたもよう

鳥はヒヨドリかな。


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②実をとる



お茶碗8分目ほどありました
109gでした。

 

Img_8469_20201103114501
③染めるものを準備

今回は鳥の羽根がメイン~7g

余裕があれば窓暖簾(のれん)~60g


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④染液を煮出す

勘ですが、
以下の分量で煮出します。
工夫してみてくださいね。

・実 約100g
・水  500㏄


ズボラなので鍋はボール、
上記の実と水を入れて
沸騰したら弱火にして15分。
火を消して濾したところ。

そこへ鳥の羽根を投入します。

Img_8476_20201103114501


煮出した実は、
形も崩れず、
まだまだ青々としているので
スプーンでつぶして

・水 1000㏄(1ℓ)

を入れて
また沸騰したら弱火にして15分くつくつして
火を消して濾して
2番煎じ。

Img_8482_20201103114501

その染液を
1番煎じと合わせて、
羽根の上に、おまけの布も強引にかぶせて
染めます^^;


濾した実は、まだ青く
中から黒い種、オシロイバナのタネそっくりの
タネが顔を出しています。
これは、また煎じられるかもしれませんが、
おしまいにします。
しかし綺麗なので捨てられず、
そのまま飾ってあります。

 

⑤布を入れたら、
さあ本番、
火にかけて煮染めします。

また

「沸騰したら弱火にして15分」

いろんな染め方はありますが
私流独学の基本ダイメソッド、

今回は媒染剤もなしです。
ある本には、
果実をわらの灰汁で煮出した液で布を染めると
あさぎ色になる、
とありました。
もしかしたらより鮮やか
より色もちが良くなるかもしれませんね。

「そのまま一晩ねかせる」

 

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⑥洗う

翌朝、いい色に染まっていれば、
洗って干します。

なっていなければ
また煮染めします。

 

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⑦干す

厚紙や板に並べて干しました。

以前、羽根軸を洗濯ばさみで挟んで干したら、
乾いたとき、軸がつぶれてしまいました。

 

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⑧毛並みをそろえる

ホシて1時間もすれば
下の段のように反って渇いてくるので
そうしたら、
一本一本 指でなでてあげて
毛並みをそろえて
上の段のようにふわふわにします。

 

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100枚ほどありました。



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⑨保管

羽根の大きさで
大・中・小と分けて、
袋にいれます。

 

おめでと~おめでと~~

これは無患子のタネに穴をあけて差し込み、
お正月の羽子板の追羽根になります。

<おまけ>
羽根の上に
落し蓋のように乗せて
染めた布も

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無事、染まりました。

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窓の光を
ほんのりやわらげるための
窓のれん。




右は、同じく色褪せて
1ヶ月前に染め直した
コブナグサの窓暖簾、

本当は
もっと目が覚めるような黄色に染まっていますが、
写真には色が出ません、、

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これはコブナグサ染め



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羽根の持ち主

アサちゃん



奥に抜け毛が見えます。

秋10月は抜け毛の季節で、

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それを拾い集めて染めました♡



ありがと~ありがと~~

 

 

 

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