プランターバケツ稲から ひとりで作るしめ飾り
秋にバケツ稲を収穫したら、
稲穂をちょきちょき切って、
脱穀して少量でも食べる、
が、最初の目標ですが、
次のテーマは、
残りの稲わらを使う、です。
まずは<保存の仕方>
⓪稲穂を取り除いた稲わらを
新聞紙にくるんで
使う日まで日陰に保存しておく。
(半日陰に干せる所があるなら
新聞紙にくるまなくても
そのまま干しておいても大丈夫)
実はこれが一番 肝心かなめで、
青みが残り、
またバリバリに乾燥しすぎず、
美しいしめ飾りを作れます。
ハカマ(小さくて短い稲わら)も保存前に
取り除いておくと便利。
単純に縄をなうのも いいですね。
陽に当てた野ざらしの稲わらは 作りづらくなります。
後は、いつもの
<しめ飾りのつくり方>どおりです。
バケツ稲一束あれば、
直系15㎝サイズのものが
1個は作れるはずですから、
<15㎝しめ飾りのつくり方>
①前日、または1時間前くらいに
水に浸ける。
水にザブンしてもいいですし、
ジャーっとかけ流しでもいいです。
要はお風呂上がりに体の芯まで
しっとりする感じです。
保存状態がいいので
叩かなくても良い。
叩いて繊維を柔らかくしなくても
水に濡らしてしばらくすれば
しっとりと綯いやすくなります。
②10本づつを 三束つくります。
収量が少なかったら
3等分にするといいですね。
ワラ1本は、分けつ具合で太さが異なるので
最後は、束ごと握って
大体同じ太さになったら
OKです。
太さ加減が違うと、
後の縄ないのとき、
真っすぐにならず、
あっち向いたり
こっち向いたりします。
③つぎに
二束をバッテンに重ねて
根元を結びます。
この写真でいくと、
上の束が上になるように重ねます。
④一人で作る場合は、
根元を足でおさえます。
そして、
一束づつ それぞれを
左上がりになるように
ねじねじします。
(右回り)
(縄をタテにして持ったとき
左上がりになるように。
上下逆さまにしても左上がりです)
ねじねじのねじり具合を同じにしないと、
ミシンの上糸調節みたいに
ひきつった縫い目になります。
暑くて靴下を脱いでしまいました、
ごめんなさい。
⑤ねじねじした束を
からませます。
今度は反対の右上がり(左回り)になるように
からませます。
撚りが戻ろうとする力で
お互いを縛り合い、
丈夫な縄になります。
作業縄の綯い方(右綯い)は
この逆になります。
地域によっては、
しめ飾り(左綯い)も
作業縄と同じところもあるそうです、、
※この右綯い、左綯いの方向は、
人によっては逆で認識している人も居ますので
出来上がりの見た目が右上がりかどうかで
判断してください。
右上がりの方が、
一般的なしめ飾りの縄目の方向です。
ねじねじ、からませ、
ねじねじ、からませ、
かなり進みました。
上まで来ました。
おさえる場所も 上へ一緒に移動していくと
綯いやすいです。
⑥葉先まで来たら、ヒモで結わきます。
ヒモは 1本の稲わらで結べます。
飛び出た葉は、ハサミで切って散髪してあげます。
⑦残りの一束を用意して、
根元を結びます。
⑧ねじねじして、
本体に からませます。
からませ方は、
三番目、三番目、
三番目に組み込んでいきます。
かなりきました。
実に気持ちのよい作業です。
三番目を間違えなければ、
ストンすとんと入っていきます。
到達しました。
これも綺麗に散髪します。
⑨輪飾りにするので
ここで好みの大きさにします。
二か所、結ぶと
座る感じになるし、
1か所、結ぶと 吊り下げる感じ、
に見えます。
⑩飾りの花束をつくり付けます。
フラワーワイヤーを使ってもいいですし、
稲わらを使い慣れたところで、
稲わらラフィアにトライすると、
無性に気持ち良い統一感があじわえます。
ユズリハ
ダイダイ
ウラジロ
は無いので
ナンテン
キンカン
ソヨゴ、
モミジバフウ、
マツボックリ
にしました。
花束を先につけました。
マツボックリは安定感がむづかしいので
後から付けました。
調整はまだです。
裏側です。
⑪できあがり
おめでと~おめでと~~
コメント
うれしいです~(*^▽^*)
投稿: くさきや | 2023年11月20日 (月) 13時23分
こちらの記事を参考にして子供としめ縄(のクリスマスリース)を作らせていただきました。素晴らしい記事ありがとうございます
投稿: | 2023年11月19日 (日) 18時32分