ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の三つ編みチョーカー、指輪、ブレスレット
冬になり、
モフモフの髭をかき分けると、
いつの間にか
ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)のうす緑の玉がすっかり色付き、
青い宝石サファイア、
あるいはラピスラズリになっていました。
ジャノヒゲより実がブルーで大きめで
葉も長いナガバジャノヒゲっぽい。
葉は 7枚ほどが 小束になって
地面からニョッキニョッキ生えています。
その中に青い宝石をつけた花茎が数本だけ埋もれています。
季節限定の宝探しです。
宝石は「種子たちの知恵」によると
果実ではなく種子。
花が終わった後の成熟過程において
果皮となる部分は剥がれ落ち、
種子となる胚珠の部分が育っていく、
そうですから、
形態学の立派な根拠があるのですね。
よく言われるのに銀杏(ぎんなん)も果実ではなく種子といいますが、
長年のナゾが解ける思いです^^
であるとするなら
世の中の果実に包まれた種子たちは
何らかの理由で露出度が高くなると
種皮の部分が色鮮やかになり
厚く甘くなったりして
動物たちに存在をアピールするように
なっていくかもしれませんね。
その分厚くなった種皮をむくと
白い固い球が出てきます。
これを地面に思い切りたたきつけると
スーパーボールのように弾みます。
昔の子も「はずみだま」「てっぽう」と呼んで
遊んだそうです。
「あたらしい草花あそび」には、
この種皮のスポンジ状の肉厚の部分に
爪を両側から立てて刻みを入れ、
葉を通して作るアクセサリーが出ていて
感動ものですッ、
種と葉の特性が見事に生かされています!
というのは
リュウノヒゲの葉は、
最高の結び紐になり、
場合によっては麻紐より使いやすく丈夫です。
写真の色が変になってしまいましたが、
3本の根元をひと結びにして
口にくわえて、
手元は見えないので指腹で編んでいく
三つ編み。
三つ編みが編めるほどの
柔らかなハリとコシがあります。
で、
娘の手を借りて
指輪にしました♡
ネックレスも作ろうとしたら
さすがに
種皮には強度がなくポロン。
チョーカーネックレスになりました^^;
宝石は 花茎を差し込みました。
わりと丈夫です。
楽しくて
同じ手法で
クロガネモチのブレスレットと
ソヨゴの指輪。
とりはずし式。
葉は柔らかく球や輪っかを作るのも自由自在。
ヒモを長く編み足せる。
短くなった葉に重ねて足し編んでいくことも可能。
「ヒモがないときは ジャノヒゲを使え」
これは(手しごと家訓)です。
<竜の髭三宝>
しかもリュウノヒゲには薬効があり、
根のコブに急性気管支炎、咳止めや低血圧、
滋養強壮の効があると、
名前も麦門冬(ばくもんとう、ばくもんどう)。
根元をほると、
<これ麦門冬>
日陰にも日向にも強く、
常緑の秘宝、ジャノヒゲ、リュウノヒゲでした。
青い種子はニワトリのオーチャンがつついて
散らばっていました^^
手前は矮性園芸種のタマリュウ。
我が家の大好きな厠前通りにて。
<おまけ>
お山のジャノヒゲ通り
前はジャノヒゲと呼んでいましたが、
最近はリュウノヒゲと呼ぶ人が多くなった気がします。
「リュウノヒゲ」という絵本もありますね。
クロガネモチとリュウノヒゲのブレスレット
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