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2020年12月25日 (金)

ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の三つ編みチョーカー、指輪、ブレスレット

冬になり、

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モフモフの髭をかき分けると、

いつの間にか

ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)のうす緑の玉がすっかり色付き、

青い宝石サファイア、

あるいはラピスラズリになっていました。
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ジャノヒゲより実がブルーで大きめで
葉も長いナガバジャノヒゲっぽい。

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葉は 7枚ほどが 小束になって
地面からニョッキニョッキ生えています。

その中に青い宝石をつけた花茎が数本だけ埋もれています。

季節限定の宝探しです。

 

宝石は「種子たちの知恵」によると

果実ではなく種子。

花が終わった後の成熟過程において

果皮となる部分は剥がれ落ち、

種子となる胚珠の部分が育っていく、

そうですから、

形態学の立派な根拠があるのですね。

よく言われるのに銀杏(ぎんなん)も果実ではなく種子といいますが、

長年のナゾが解ける思いです^^



であるとするなら

世の中の果実に包まれた種子たちは

何らかの理由で露出度が高くなると

種皮の部分が色鮮やかになり

厚く甘くなったりして

動物たちに存在をアピールするように

なっていくかもしれませんね。

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その分厚くなった種皮をむくと

白い固い球が出てきます。




これを地面に思い切りたたきつけると

スーパーボールのように弾みます。

昔の子も「はずみだま」「てっぽう」と呼んで

遊んだそうです。

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「あたらしい草花あそび」には、

この種皮のスポンジ状の肉厚の部分に

爪を両側から立てて刻みを入れ、

葉を通して作るアクセサリーが出ていて

感動ものですッ、

種と葉の特性が見事に生かされています!

 

というのは

リュウノヒゲの葉は、

最高の結び紐になり、

場合によっては麻紐より使いやすく丈夫です。

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写真の色が変になってしまいましたが、

3本の根元をひと結びにして

口にくわえて、

手元は見えないので指腹で編んでいく

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三つ編み。



三つ編みが編めるほどの

柔らかなハリとコシがあります。

で、

娘の手を借りて

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指輪にしました♡
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ネックレスも作ろうとしたら
さすがに
種皮には強度がなくポロン。


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チョーカーネックレスになりました^^;

宝石は 花茎を差し込みました。
わりと丈夫です。



楽しくて
同じ手法で

 

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クロガネモチのブレスレットと

ソヨゴの指輪。

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とりはずし式。

葉は柔らかく球や輪っかを作るのも自由自在。


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ヒモを長く編み足せる。

短くなった葉に重ねて足し編んでいくことも可能。

「ヒモがないときは ジャノヒゲを使え」

これは(手しごと家訓)です。

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<竜の髭三宝>

 

しかもリュウノヒゲには薬効があり、

根のコブに急性気管支炎、咳止めや低血圧、

滋養強壮の効があると、

名前も麦門冬(ばくもんとう、ばくもんどう)。

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根元をほると、

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<これ麦門冬>


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日陰にも日向にも強く、

常緑の秘宝、ジャノヒゲ、リュウノヒゲでした。



青い種子はニワトリのオーチャンがつついて
散らばっていました^^

手前は矮性園芸種のタマリュウ。

我が家の大好きな厠前通りにて。

 

<おまけ>
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お山のジャノヒゲ通り

前はジャノヒゲと呼んでいましたが、

最近はリュウノヒゲと呼ぶ人が多くなった気がします。

「リュウノヒゲ」という絵本もありますね。

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クロガネモチとリュウノヒゲのブレスレット


 

 

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