冬の手仕事~小さなホウキづくり編
プランターで稲を育てたら、
1、玄米にして食べる
2、しめ飾りをつくる
3、ホウキをつくる
いよいよ3番ホウキづくりで完結です。
お米がついていた稲穂の部分(みご)を使います。
家にあった手箒を参考に、
少量の短い材料でチャレンジです。
それぞれある材料に合わせてアレンジして作れそうですね。
子束を3つ作って、
真ん中を好きな色のヒモで結んで、
持ち手側を
ひとつに縛ります。
段染めのヒモを使ったので
わかりづらいですが、
茶色い輪っかの部分がスタートで、
ぐるりんと一周したところ。
ぐるぐるぐるぐる
上まで巻き付けました。
段染めなので、
色は変わっていますが
同じ1本のヒモです。
巻き終わりを
最初の輪っかに入れます、
下から出ている最初の巻きはじめのヒモを
下に ゆっくり引っ張っていきます、
結び目がもぐりました、
引っ張りすぎると
ずるずる壊れてしまうので
懐に入ったいい感じのところで止めます、
下の引っ張ったヒモは
ギリギリのところを切って完了です。
あるいは、
ヒモの通る針があれば、
針を下から差し込んで
ヒモを穴に通して針を下に引き、
飛び出たヒモをギリギリで切れば同じように留まります。
上下の飛び出ているところを
散髪します、
完成です、
おめでと~おめでと~
左は、
なんと「うかたま」2020 秋号に載っていましたッ!
(ススキほうきのつくり方)66ページをアレンジしました。
またホウキモロコシで作る箒職人の若い女性の方の箒が載っていて、
大変美しい網目でうっとりです、
1本欲しくなりますね^^
平安時代はホウキは祭祀に使われるものだったとか、
魂を掃き集め長生きするとか邪気を払うの意味とか、
イネ科の草ほうき以前は、
シュロや竹ホウキが主流だったとか、
ホウキの語源は「母木」に通じて妊婦さんのお腹をなでたとか、
意外に奥深いホウキ、
学生だったらホウキの自由研究をしてみたくなりますね^^
<おまけ>
ここまででも満足、
更に丈夫に小回りがきくように、
全体をぐるぐる巻いて縦に四つ割りのヒモを巻いてみた。
さらに毛先を落ち着かせるべく
赤い糸でクルクルしてみた。
数日たって、
上部が裸だともろいことを悟り、
別の麻紐でぐるぐる巻いて頑丈にした。
下は、ススキの手ホウキ
もう何年も前に作ったものだが、
掛けてあるだけなので全く変わりない。
ただススキの綿毛をいつか落ちるだろうと
付けたまま作ったら、
綿毛も変わらず、全然落ちないので
掃くと、散らかってしまうという本末転倒ホウキ。
持ち手の輪っかヒモは、
前出しの巻き締め法と同様、
最初に輪っかを長め大きく作って
下からぐるぐる巻きあげたもの。
ただし
最後の巻きヒモを
輪っかに通さず、
差し込んだ針に通して
下に引き留めにしました。
始まりも終わりも
結び留めをせず、
それ自身の巻きつく力のみで留めています。
簡単なのに手品のような不思議さで丈夫です^^
コメント