ムクロジ染色
ムクロジの実が
あんまり黄金色に輝いてきれいなので
これで染めたら
もしかしたら布が光を染めたように輝くのではないかしら、
と染めてみました。
実がついている枝先、二枝分、約100個の
黄色い実の部分をハサミで切りました。
サポニン成分なのか、
ちょっとベタベタします。
沸騰して弱火にして15分程。
大変な異臭が漂います。
アウトドアキッチンなので耐えられますが
室内ではまずムリでしょう^^;
染液をこしました。
目隠しに下げていた古い布を浸して
試し染めです。
媒染剤のミョウバンも小さじ1ほど入れて同時媒染にしました。
火にかけて沸騰したら弱火で15分。
次の日、
色が出ていないので
もう一度くつくつ。
次の日もくつくつ。
4日目、あまり変わり映えしないので
洗って干しました。
特に何も変化の見られない染色でしたが、
他のただ洗っただけの白い目隠し布より
心なしかムクロジの琥珀色が出ています。
微妙すぎて誰にもわからないでしょう。
シルクと呉汁染めした綿はベージュに染まりましたが、
これはあえて
ベージュにするよりも呉汁染めなしにして
綿を染めると
ただの純白よりもアイボリーのような骨っぽい質感が出て
光染めになるやもしれません。。。
煮ているときの匂いに耐えられれば・・・
(乾いた布は匂いません)
<おまけ>
いつだったか、シルクのサクラの枝葉染めで
アイボリー色になりました。
桃色系を目指していたので失敗のようで腑に落ちませんでしたが、
時間がたってみると
それが琥珀色に輝いて見えて美しく、
おまけにサクラの香りがずっとします!
以来、染色は予想外が楽しいのだ、と心しました。
実は、土に還して、
タネは、むくろじ小人さんになるかな。
煮ると、赤くなったり、ヒビが入ったりします。
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