腐葉土づくり腐葉土あつめと カブトムシ
お山初仕事は
毎年1月4日です。
腐葉土をあつめて腐葉土をつくります。
その中にカブトムシの幼虫も居ます。
今年は何匹いるかな?
昨年、目いっぱい溜めた落ち葉が腐って
容器の半分にまで沈んでいます。
それを
大きなポットの中に入れ替えると
90㎝四方のケースから 3杯分の腐葉土が
出来ましたッ。
このケースには17匹ほどのカブトムシ幼虫が居ましたが、
他の3ケースにはほとんど居ませんでした。
合計22匹でした。
ちなみに昨年は合計80匹でした。
毎年、数は変化します、
今年は少ない方です。
殻になったケースに
落ち葉を入れていきます。
今年はボロボロになったシイタケ菌を打ち付けた
コナラの原木を底に入れました。
この原木は5年位経ったもので
いよいよシイタケの数も減りボロボロになりました。
剪定した木もこのように
キノコ類の原木になり、
朽ちるまでシイタケを栽培してくれるのですから
里山の木ってすごいな~と思います。
しかも、この後は、
カブトムシが食べて太ります^^!
カブトムシは落ち葉だけよりも
朽木が入っているほうが栄養豊富で太るのです。
さらに言えば、
カブトムシは
落ち葉や朽木についている菌糸を食べる
菌糸食だそうですから、
シイタケ菌のついた原木は
カブトムシにとって御馳走福袋みたいなもんでしょうか^^!
ちなみにこれは、
試しにシイタケ菌を打ち付けてみたエノキ。
やはりシイタケは
ブナ目ブナ科のコナラやクヌギやスダジイが
いいのか、
なかなかシイタケは顔を出してくれません。
エノキはバラ目アサ科です。
せめて
1個や2個は出てくれるでしょうか???
かき集めた落ち葉を
踏んで踏んで踏みつけて
目いっぱい入れました。
お山の神さまの大ケヤキやモミジやユリノキの落ち葉です。
落ち葉のスペシャルデリシャスブレンドです。
ここに
先ほどのカブトムシの幼虫を戻します。
冬眠中のところ、
起こしてしまってゴメンナサイ。
また春に起きだして
落ち葉をいっぱい食べて
コロコロの円筒型の糞をたくさんしてくれることでしょう。
カブトムシの幼虫の居たケースは、
落ち葉が完全に分解され
ふっかふっかの腐葉土が出来あがります^^^^
カブトムシは実は、
全身で落ち葉を腐葉土に消化していく
大腸コスチュームの熱血里山ファーマーなのです。
してみれば土繭から現れる最終形が
土砂をかきわけるブルドーザーっぽいのも頷けます^^;
<おまけ>
落ち葉集めに なくてなならない農具
熊手(くまで)
大好きな道具です。
普段はその存在にも気づかないくらいですが
一芸に秀でた有能選手で
上の写真のように
どんな込み入った草元の落ち葉も
器用な指先のようにかき集めていきます。
鷲のかぎ爪のごとく、
酉の市の縁起物の熊手は
まさにお山でも招福開運の
福をかき集めています。
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