お山の神さまにごあいさつ
今日は小さな畑のおうち園です。
お山の神さまに新年のご挨拶に行きましょう。
手づくり凧もあげますよぉ。
例年は冬の盛りの大寒の頃に行きますが、
今年は春一番も吹いて立春も過ぎましたから、
冬と春の両方に会えるかな。
「こおってる」
「ぶあついね~」
上に乗れるほどではありませんが
1㎝ほどの厚い氷もまだ残っています。
田んぼにはカエルの卵がありました。
興味津々で見つめていましたが、
とうとうやさしい目で手に取りました。
冬から春へと新しい命がうまれています。
「ねーくりひろいにいこうよ~」
秋に栗拾いをしたことを覚えていたのですね。
「てで さわれるよー」
中身はありませんが、
痛いはずの栗のイガをそーっと軽々と手で持っています。
秋の名残の草木も冬の寒さに打たれて土になじみ、
やがて春の土になっていく、
ちょうどその命の真ん中をつかまえましたッ!
「あ、ほら、みて」
氷の柱を見つけました。
「わー霜柱、まだあったんだ!」
喜んでいると
「ここにも」
「ここにもあるよ」
ザックザクという音とともに
たくさんの霜柱を発見!
あれ、もしや・・・
と土をめくってみると、
土が一枚板になって
力持ちの氷の柱たちに
うんとこしょ、
と持ち上げられていました^^
その後ろで・・・
「オオカマキリのたまご」
前の世代の積み上げてきたものが
卵になって次の世代に受け渡されます。
タイムカプセルのようです。
「カラスのはね、みつけた」
空を飛んだ羽根も新しい土になります。
ヤツデのまだ小さな青い実と
終わりのサザンカの花もみっけ!
交代でツバキの花も咲き始めていました。
「ねーこのきは なあに?」
なんだろうねー、
ピーカンナッツだよ、クルミの仲間だよ。
え、じゃあ冬の芽はヒツジのお顔かな?
わ、マントヒヒみたい。
「どれ、ほんとだ~!」
進化成長の刻印のようですね。
「おれも とるよ」
みんなで夏ミカンを採りました。
5月頃に咲く花は、
秋に実を太らせ、
冬に色付き、
日射しが増して喉を潤したくなる3月ころ、
その酸味が美味しさに変わります。
夏ミカンは
美味しさ満載年越しカプセルです。
おっと忘れてしまいそうです。
お山の神さまに
ごあいさつ
「よろしくおねがいします」
とても元気ないい声の人たちです。
ケケ(犬)とニャン(猫)のお墓にも
あいさつしてくれました。
可愛がってもらいましたから、
ケケもニャンも皆が来てくれて大喜びですね、
そしてどんどん上り、
お山の小径を通り抜け、
タイムトンネルもくぐり抜け、
手に竹筒やら虫メガネやら木の棒やら
お宝を抱えつつ、、
前方と後方のしっかり者の交通指導員のおかげで
お山に到着。
さっそく凧あげ
協力して風に乗りました。
くるくるくるくる回る暴れ凧でしたが、
足を2本にしたら安定しましたね♪
風の強い日で
走らなくても飛んでいます。
逆に走らない方がよく飛びました^^
地上絵をかいて、
「ひまわり」の中で走っています。
花びらを走る子は、
中の子に押されて花びらから落ちると
オニになります。
なぜ、
ひまわりをしているかというと、
鬼ごっこで猛烈に走る子供たちを
まったく捕まえられなかったからです。
私がオニでしたからね^^;
あ~お腹すいた~
凧も一休み
デザートは皆でもいだ夏ミカンでしたが、
たくさん収穫したユズも
我慢できず齧っている人^^!
美味しい美味しいお弁当をたべると
シーソーが始まりました。
べーすけさんがシーソーに乗っている姿を初めて見ました。
おまけにブランコに乗っている姿も初めて見ました‼
子供たちも負けまいと
リュックや水筒を運んで応戦です。
その様子を余裕で眺める人たち
最後までしっかりお弁当を食べて
その分、重く強くなる作戦でもあります^^!
そのあとも
山茶花の木の下におうちをつくったり、
「さざんかの宿」ですね、
お砂ステーションをつくったり、
凧あげ以上に
自分たちでいろんな遊びを考え出していきました。
時おり上手くいかないことがあっても
まつ、きく、はなす、あそぶ、
を繰り返しながら、
また復活していく姿に励まされました。
「ねー、お参りしてないんじゃない」
と言われて
ちゃんと神社の神さまにも
新年のご挨拶ができました。
そうして、
またおうちの人がお迎えに来てくれる
古屋の縁側へと帰っていくのでした。
寒いといいつつ
日射しは大変クリアで
まばゆい早春の一日でした。
今日はほんとに、
おーしーまい
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