コブシ茶
もう間に合わないかと思いました。
種まき桜と呼ばれるコブシも
もう満開を過ぎ始めて、
かなしげな夕暮れでもあったのですが、
今日を逃してはもう来年になってしまうと、
コブシの花を
お茶とお風呂に。
遅かったか、
ザルに広げて干していますと
翌日には茶色に枯れ始めるもの多数でしたが、
開いた花でも数輪は
翌日も翌々日も白いままのもあり、
あの同じモクレン科のホオノキに似て
やはりインドあたりの聖者の放つ香気の趣きにて
催眠状態に入りそうで、
それを
急須に一輪ずつ番茶の上に乗せますと
番茶そのものも美味しいのですが、
さらに辛みもまろやかになって
喉の奥へと落ちていくのでした。
薬用はつぼみを煎じて服用して
鼻づまりや頭痛に良しとされますが、
ただ急須に軽くいただくだけでも
気の開かれる思いです。
急須のなかへ一輪
これは開く寸前だったコブシですが、
まだ丸い蕾は、
コブシ(辛夷)らしい辛みを味わえます。
※美味しいので飲み過ぎに注意しましょう。
体を温めるので多量に飲むとめまいや充血を起こす
こともある。
<おまけ>
昼間の満開のコブシ
茶色になった花
きれいにパリパリにドライになったので
これも飲めるし美味しい。
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