ユキノシタの明太子炒め
ふと見ればユキノシタが美しく、
この葉脈に沿って走る白い線が
雪の結晶のようで鋭く、しかし柔らかく溶けいりそうで、
中国の虎耳草(こじそう)という名前も
岩場に横たわる静かな威厳と丸い耳をなでたくなるようで
グッドネーミング賞をあげたくなるユキノシタを
3枚ほど葉柄ごといただいて
洗って重ねてくるくる巻いて
刻んで
明太子と一緒に油で炒めますと、
これはちょっと明太子多めに見えますが、
茎や葉の厚めの歯ごたえが佃煮のようで
けれどもクセは全く感じず、
おいしい虎の耳よ。
ユキノシタとたんぽぽ
ニワトリにのられる虎の耳
ちなみに5月頃に咲く
ユキノシタの花
今年はなんでも1週間~1ヶ月早く咲いてますから
もうすぐ咲くかしら。
10本のオシベと
黄色い花盤から寄り添って立ち上がる2柱あるメシベが見えます。
でもこれは1本のメシベとのこと、
ユキノシタ目ユキノシタ科、どーゆーことよ、、、
おまけ
かつぶしゴマ和え雪の下
お茶用ユキノシタ
ともかく日陰の庭石の傍に
必ず居てほしい雪の下です。
※膀胱の石を砕く効果から石割草の学名も!
石が出来やすい人にいいかもですね。
解熱、解毒、むくみ、腎臓病などの薬草。
乾燥した葉はお茶に。
炙って柔らかくした葉は消炎に。
葉のしばり汁は虫刺され、耳垂れ中耳炎、ひきつけに。
※後日、
番茶ブレンドにして飲みましたら、
意外にも
ユキノシタのけばけば感はなく、
何も押し付けることのない柔らかい存在感、
ふつうに飲めるし、
何も知らずに夕飯前にいただいたときには
「う~~~うまい」
って虎のように唸る美味しさだったりもして、
さすがユキノシタだな~と。
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