« 綾瀬川遊歩道のゴミ拾い&裸足でウォーク~コロボックルくらぶ | トップページ | うかたま 2021夏号 »

2021年5月31日 (月)

苦丁茶~タラヨウ

Img_20210521_110405
タラヨウに 多羅葉たらようと書きました。

串でなぞっただけで、


ほんの1分もしないうちに
字が浮き上がって濃くなります。


細胞がこわれて黒くなるそうです。
メーラード反応。

タラヨウは、
葉書の由来の木なので
葉に字を書いて子供たちと遊んでいますと、
いますと、
小さなおともだちが
何を思ったか
葉っぱを目の前のロウソクで炙り出しました。
ちゃうちゃう、
字を書いて遊ぶのだから、
と喉まで出かかりましたが、
ぐっとこらえて、、

しばらく経って忘れたころに見たら、
とってもおもしろい模様が
浮き出ていました。
お魚の顔みたいですッ!

Img_20210521_163945-2
でで、
何の気なしに読んでいたら、
「炙ると 黒い文様が浮かび上がる
円紋といい、吉凶を占った」
と書いてあるではありませんか‼

やっぱり子供たちと遊ぶと
大発見の連続です、
危ないとか言って止めていたら
この黒と黄緑と緑のかわいいのに
いかにも呪術っぽい文様、見れなかった^^;

ありがと~ありがと~

さらに
春~夏の若い葉は、
お茶に良しという。
その名も苦丁茶。
くうていちゃ、くていちゃ、くちょうちゃ、くーでぃん・・・
何回も繰り返したくなります。
読み方は統一されていないそう。
中国ではモチノキ科などで
くうていちゃ、くていちゃ、くちょうちゃ、くーでぃん、
苦丁茶を作るそうです。
日本でも健康茶として飲まれているそう。

というので早速
どんな味かと思って
Img_20210529_101511
葉書で遊んだ葉、
4日で黒くなったものを
(もっと葉がよじれた状態を丁という)
Img_20210529_101607
3枚(4g・・・小さい葉は1g)を
刻んで煎じました。

沸騰したら
弱火で15分ほど。

Img_20210529_121906
うんうん、

確かに苦味がある。

でもなんかに似てる、
なんだっけ、
なんだっけ、
陀羅尼助(だらにすけ)。
アオキとキハダのお茶。
アオキのとろ味と
キハダの苦味の合体版、
それに似ているんだが、、
薬効成分の記述に
ピタリとシンクロするものは
見つけられませんでした。。。

急須に番茶とブレンドしたものは
ほとんどわからない味で存在を感じられない。



※タラヨウ
モチノキ科 常緑
・葉書には長持ちする古い葉が良い。
・ロウソクで炙ると黒い文様が浮かび上がる。
・若葉は苦丁茶に。
・薬効は、苦丁茶によって違いそうだが
風邪、頭痛、眼精疲労、鼻炎、
下痢止め、咳止め、利尿、難聴、消化など。
・樹皮で鳥もちも作れる。
・かのスーダラ節(修多羅節)の木でもある。

<おまけ>
Img_2955_20210601150801
花4月~雌雄異株だが、

オシベもメシベも有るように見えます。

「あれ、これ異株なの?
同じに見えるんだけど」

「うん、図鑑的にはそう書いてあっても
そこだけに頼ると見落とすこともあって、
雌雄同株から異花から異株へ
進化したものや性転換するものや
形だけ残して混在しているのもあるよ。
雌木はオシベが短くなってたり、
雄木はメシベの所が平らになってきたりね」

1282820_img
どちらにしろ実付きの良いタラヨウでした♪

« 綾瀬川遊歩道のゴミ拾い&裸足でウォーク~コロボックルくらぶ | トップページ | うかたま 2021夏号 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 綾瀬川遊歩道のゴミ拾い&裸足でウォーク~コロボックルくらぶ | トップページ | うかたま 2021夏号 »