自然の森たんけん
今日は小さな畑のおうち園です。
安行原自然の森は
川口市に残る貴重な自然地。
大宮台地の南端に位置し、
台地・斜面・低地とコンパクトにまとまり、
湧き水も流れ、
生き物の種類が多い
貴重な場所です。
朝の会では
フクロウ先生が出てきて言いました。
今日は曇りで雨もふって
森がひっそりしているから、
生きものをさがして起こしておくれ。
カ~カ~カ~
カラスは何十羽も居て
盛大に鳴いていましたが、
森は静かでひっそりしています。
リッリッリッリッリーーーーー
リッリッリッリッリリリーーーー
キンヒバリは
遠くの草むらで
きれいな高音の優しい声で鳴いています。
シロツメクサの冠と
指輪と
髪飾り。
森の入口に
緑の絨毯のように咲いています。
江戸時代にオランダから運ばれるガラスの器を
割れないように守るクッションとして
日本へ渡って来た
白い花の詰め草です。
子どもの頃、
四つ葉のクローバーをさがして遊びました。
蜜源植物でもあり食用にもなります。
ほどよいゾーンで咲いています。
人の歴史とともに
野の花にも その花の歴史があって
また、
花一輪一輪にも物語があって
人にも一人一人物語があって
そうして
これからも
幾重にも交わり重なっていくと思うと
くるくるくるくる
壮大な気持ちになります。
「ゆびわつくって」
「ぴったりのつくって」
さらに、
ひとつのお花は
さらに、
小さなマメ科のひとつひとつのお花で出来ていて、
これを
ずっとそのまま飾っておいたら
やがて、
ちいさなちいさなタネが出来るようすを見れるのかしら・・・
「ほら!」
全然気づきませんでしたが、
母子草(ハハコグサ)を
見つけてくれました。
春の七草のひとつです。
4~6月に咲く花の
最後の花かもしれません。
花が枯れると
ほほけて綿毛になって
タネは風にのって飛んでいきます。
ぱっと顔をあげて叫びました。
「あ、Uのじだッ」
ほんとだ、
何事かと思ったら
アルファベットのUの字に見えるのですね!
そんなこと
頭をよぎったこともありませんでした。
イタヤカエデです。
なんだか
人間みたいに見えてきました^^
・・・
無言で大事に抱えています^^
ほんの少しですが、
タンポポも咲いていました。
「ダンゴムシにあげる」
と落ち葉拾いをしている人もいます^^
この後も数の少ない
ツユクサや
ネジバナに
ニワゼキショウ、
シオカラトンボ
ノシメトンボ
モンシロチョウ、
ヤマトシジミ、
「わ~くものす!」
「ちょうちょ」
といろんなものを
一歩あるくたびに
次々に発見していきました。
「ヘビもいたよ!」
数日前には
2メートル位のシマヘビも見たそうです^^
「おれも ほしい!」
アジサイお目々のフクロウ先生の
お目々を回しています。
「ちょうちょ・・・」
わ~ほんとだ、
紫陽花ちょうちょだッ!
何やら真剣に作っていると思ったら、
自分でオリジナルちょうちょを
産み出しました^^
そうか~
チョウチョは
元々お花の蜜を吸いたいから
お花に擬態していたのですね、
チョウチョの触覚も
メシベやオシベに似ていますもんねッ
またもや
今まで考えたことなかったなあ‼
ビックリ新感覚の連続です^^^^
「はじめて とったーーー!」
人生初のザリガニも
ゲットしました♪
脱皮したばかりなのか、
柔らかいザリガニでした。
あ~お腹すいたね~
ご飯たべる?
は~~~~~い、
皆の手が一斉に上がったので
湧き水に
皆の植えた畑のキュウリと
おじいさんちのブルーベリーを
冷やしましょう。
水道でも洗って、
いただきま~す!
キュウリを食べる人は1名のみでしたが、
ブルーベリーは大繁盛でした。
よかった、よかった^^
食後も
くつろぐのも忘れ、
食べるか食べないかのうちに
お相撲ごっこを始めたり、
踊りだす人も現れたので、
高台の森へ探険隊出発!
さっそく
根株のイスと
切り株ステージを発見。
次々とステージに上がり
入れ替わり
立ち替わり
いろんなひとが踊っていきます。
と思ったら、
すぐ後ろの
<木もれ陽の丘>で
(勝手に命名)
タケノコダンス?を踊る人や
カニカニダンス?を披露してくれる人や
とうとう大舞台にあがる人^^;
そのうち
決死の追いかけっこも繰り広げられ、
必死のたかたか鬼になりました^^;;
命の水を飲んでいます。
曇天ぽつぽつ雨で
誰も居ませんでしたから、
思う存分
はしゃいじゃいましたね♪
もうヘトヘトです。
ぶったおれました。
あれ、
すぐに復活して、
また探険です、
今度は森全体を駆け回り始めました。
年によっては
虫捕り三昧だったり
草花あそびに夢中になったり
いろいろですが、
今回は
踊って走って踊って走りました^^;;;
しまいに
ターザンブランコも発見してしまい、
遊具はチョー楽しいですからね、
また夢中になって遊びました^^;;
遊具の魅惑にはまると
自然の森が少しづつ減るのに気づかず、
森の生物の多様性の
微妙なバランスがくずれ、
湧き水も枯れてしまいます。
子どもたちと一緒に
いのちのめぐる環境を
大切にしていけたらと願います。
森はいのちの根幹ですからね♡
帰りの会では
またフクロウ先生が出てきて言いました。
どんないきものがいたかな?
ちょうちょ
ざりがに~
だんごむし
「ほら!」
んん⁈
だんご、だんご、だんご~~~~!!!
団子と聞いて
鬼が出てきました。
みんなは慌てて
ダンゴムシのように
丸くなりました。。。
おーしーまいまいまいまいまい
<おまけ>
ツユムシの幼体
あじさいの中に。
バッタ選手権では
40m以上のジャンプで
1位を獲得したこともある
身軽なバッタ目キリギリスの仲間。
桑の実も!
とにかく大地に寝てみよう♡
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