秋の宝物さがし
今日は小さな畑のおうち園です。
森へむかう途中から雨がぽつぽつ。
しかし小さな精鋭部隊の第一声
「ここ ケンポナシがあるんだよね」
そうそう!
そうなのよ、
そして本当にありました。
この森の宝物「ケンポナシ」です。
ちょうど
茶色い果柄(果実の柄)が
ぷっくりふくらんでいます。
実じゃなくて柄が、
梨みたいに甘くなって食べられるという
ユニークな高木で、
川口市の保存樹木です。
カリッ、
「まだ甘くないな~」
「あまいよ」
「にがい」
秋が深まって
甘味が増します。
来る度に確かめてみるのもいいですね♪
でもよくケンポナシって
覚えてられるもんです^^;
「あ、なんだろ!」
別の小径には
干しブドウのような実がたくさん落ちていました。
上を見上げると
ムクノキ(椋木)の大木。
ムクドリ(椋鳥)も食べるムクノキです。
椋鳩十です。
干し柿みたいな味がするんですよね~
と、こんな感じで自分たちで次々に
橙色の大きなカラスウリやら
白い可愛いハキダメギクやら
真っ赤なオオモミジや
鮮やかなイタヤカエデとか
朝の会の前から
秋の宝物オンパレード
エンドレスに
見つけていきます^^!
一回りして
フキのひしゃくで
お茶をすすって一休み
水筒のお茶は熱すぎでしたが
こうやって飲むと
草の香がして
ほどよい湯加減になって
美味しいのですねッ!
と感激しながら
朝の会では
カラスウリらんたん王子が登場して
「たからものひろいに行きましょう」
と言いました。
とはいえ、
王子様と森の散策なんて
あまりにテンション上がりすぎなので
さくさくいきましょ~
ガクアジサイのかっちんどめ
ナンテン(南天)を
ぱっくん
もぐもぐもぐもぐ
(ずっとにぎりしめて歩いています)
リュウノヒゲ(別名ジャノヒゲ)
「ほら」
と勢いよく掻き分けて
青い宝石の種子はまだ
なんと白色、、
真珠かオパールかッ!
これから色づいてくるのですねッ、
大発見を見せてくれました。
「あ、これ のってたよ」
ほんとだ、ほんとだ、
ドングリにも いろいろあるね~!
コナラ(小楢)のどんぐりだ♪
「あしあとー!」
靴の足跡を拾いました^^^^
「ああッ」
半分、土に埋もれた
死んだ虫の背中まで
見逃がしませんッ
まるで名探偵!
それをさっと調べる人、
「これに にてる・・・」
名コンビです!!!
(コクワガタのメスっぽかったなぁ)
原っぱに着きますと、
休んでいるチョウを発見、
小さな小さなヤマトシジミです。
そおっと
そおっと
そおっと近づいて、
とうとうつかまえました。
寒い日はチョウたちも動かなくなり、
厳しい冬を乗り越える時が来たのを
感じているようです。
そしてチョウにより
その冬を乗り越える姿は違います。
ヤマトシジミは
♡の葉っぱカタバミに卵をうみ、
幼虫で越冬します。
冬の陽だまりのカタバミを見つけたら
また冬姿のヤマトシジミに会えるかもしれません♪
水の中に卵をうんで
卵の姿で
冬を乗り越えていく
アキアカネも居ましたし、
どんどん進むと
ザリガニも居て、
次々に網ですくう人、
キャーっと逃げる人や
及び腰の人や
調べる人
ズバリ命中のページを
開いて見せてくれた所には
今では全く見なくなってしまった
日本ザリガニまで大きく載っていて感動。
ちゃんと図鑑1ページ分
ありましたからね♡
「ヨコエビもいたよ」
水に入れると
横向きに浮いて、
泳ぎだすと
ヒューイヒューイと
光る宇宙船遊泳です。
ザリガニはこわいけど
ヨコエビはさわってみたい♪
更に進むと
ムラサキシキブ(紫式部)に
この黒いのは 何の実?
「これはね、ダンゴムシだよ」
えぇっ、
まん丸で黒い実かと思った、
ダンゴムシにだまされた^^;;
ところで
お腹すいたね~
そうだ、ムラサキシキブ
一粒たべようっと。
ぱくッ
「あまい」
「プチプチする~」
「にがい」
森のおやつです。
さあ本物のお弁当の時間です。
小雨がぽつぽつするので
森の葉っぱの傘の下で食べます。
合計3回移動しましたね。
食べ終わると
木の実拾いへ旅立つ人や
ピクニック弁当箱の上に紙を置いて
早速お絵描きする人、
「(ママが)あけたときみるから♪」
びっくり弁当箱です^^
森の絵でしたね~♡
オリジナルデザインの
ネックレスをつくる人に
どんぐりゴマをつくる人
それから
小枝の「ヘビ」がどんぐりを食べたり、
背中に白い「おだんご」を乗せたり、
スネークファンタジーな人
そっか、元々「おだんご」
ジャノヒゲは蛇の髭の種ですからね^^!
となりには、
どんぐり三兄弟をつくる人、
そして最後は
♪あぶくたった にえたった
とんとんとん
なんのおと?
おばけのおと
きゃ~~~~~~~~~~~
雨ですべる森の起伏を
全速力で走るのは
ジェットコースターより
スリリングな悲鳴でした^^;;;
今日もまた
豪快にすっ転んだ人
多数でしたが
なぜか動じず着替えもせず、
全員、走って乾かして忘れる
驚きの逞しさ。
いったいどうして、
旅人だったせいかしら???
兎にも角にも
秘宝をさがして
雨の森をあるき、
森のおうちで
賢者の宝を自らつくり、
そして
森の隅々まで走り尽くした
静かで熱い一日でした、、、
おーしーまいまいまいまいまい
<やっぱりおまけ>
走って走って走って
ぐったり
地面がひんやり気持ちいい~~~~
「どんぐりのできかたが わかったよぉ」
皮をむいて一言
「おじぞうさま」
お供え物をして
頭をなでる図
いいことありそう~~~♪
「森のネックレス」
ケヤキの樹皮とどんぐりの
オリジナル組み合わせデザイン完成♡
「宝物いれブレスレット」
フキのひしゃくを木の実入れにして
さらに
この後ブレスレットにしていました^^
「どんぐり三兄弟ネックレス」
かっこい~~♪
みんなの宝物入れバッグの中も
豪華な秋色の森♡
帰りのお話会「森のおうち」
こびとさんが森であそんでいると
雨がふってきました
ぽつぽつぽつぽつ
ぽつぽつぽつぽつ
みんなで小枝のおうちをたてましょう
小枝のおうちに
葉っぱのかさものせましょう
森のおうちができると
森のどうぶつたちがやって来ました
かあ、かあ、かあ、
カラスです。
カラスがいいました。
「いーれーて」(いーいーよ)
ぽんぽこぽん、
次はタヌキです。
「いーれーて」(いーいーよ)
ねこは? (にゃお~ん)
「いーれーて」(いーいーよ)
いぬは? (わんわんわん)
「いーれーて」 (いーいーよ)
すると最後に鬼が来て、
「のっし、のっし、のっし」
みんな隠れて せーのせーで
わ~~~~~~~~~ッ
鬼は森の向こうへ逃げていきました。
ほんとに おしまい
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