ちいさなクリスマス会
今日は小さな畑のおうち園です。
畑ぼうずさんは
てんこ盛りクリスマスリースに乗っかって
りんごロウソクに火をともそうと
夜を楽しみにしています。
昨晩は
バケツをひっくり返したような
土砂降りの大雨でしたが、
幸い雨はやみ、
明るすぎてさすがに
キャンドルライトの夜には程遠い気がします。
それでもツリーに
ふんわりふんわり雪をのせ、
シルクの幕で部屋を覆えば
海の底の竜宮城のような景色となり、
何やら熱心なお絵描き隊や
折り紙隊が現れ、
貼り付ける図
もったいないので
これは後にはずして
クリスマスコラージュに
しましたし♪
段々だんだんと
幻想的な夢の世界になっていくのでした。
朝の会では
通り過ぎたサンタさんを
呼び戻そうとキャンドルを灯そうとしたら
キャンドルが立ちません。
ぱたん、ぱたん、
と倒れます。
そこで古いキャンドルスタンドと比べて
なにが違うのかしらと
みんなで考えますと、
「(台の)木がないッ」
(テーブルの穴にさして
立った!
と大発見した人も居ましたけどね^^;)
そこで
木を呼ぶ魔法の花笛を吹くところ。
プシュー、
プピー、
スー、
すると
屋根の上から黄色いふくろが
するするする・・・・
と降りてきて、
中を開けてみれば
キャンドルを立てる台の木です。
一発勝負の指差しで
好きな木を決めました。
勢いにおされて
若干ずらした人も2名居ました^^
賢いかもしれません。
ゆっくり選べるし、
残り物には福があるって
言いますからね♡
素敵なキャンドルスタンドを
つくれますように
ふ~~~~~~~~ッ
香りの木ニッケイを選びました。
去年と同じ木を選んだ人も居ます^^
埼玉県の蝶、
ミドリシジミの食草ハンノキです。
刈り取った稲を干す木です。
奥は沙羅双樹の花の色、
平家物語の木、
ナツツバキ(シャラノキ)。
他にも
お母さんみたいにあったかくて
刃物を包み込む柔らかい
イチョウや
乾燥や火に強い軽くて丈夫な
箪笥や下駄や箏の木
キリの人も居ましたね。
完成~♪
「いろんな色をいれたんだあ♡」
ほんとだ、ほんとだ
コブナグサやアイやアカジソで染めた
センダンの実が入ってるぅ~
「これはね、
どんぐりの おうち」
ほんとだ、ほんとだ!
どんぐり殻斗のおうちに
カラスウリの種の赤ちゃんが眠ってるぅ~~
そうして
お弁当を食べたり
メダカすくいをしたり、
卵とりをしていたら、
はやいですね~
もうお迎えの時間になってしまいます。
さあさあ、
今日はせっかくですから、
キャンドルスタンドに火をともして
ちいさなクリスマス会をしましょうかッ
ハミングしながら入場して
♪きよしこのよる ほしはひかり~
じぶんのロウソクに火をともしました。
暗く寒い冬をてらし
希望の道標となる
いのちの灯です。
さあみんなの炎がしっかりつきましたから
もうサンタさんも来てくれるでしょう。
ところが、
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン・・・
サンタさんは行ってしまいました。
でも自分のロウソクに
火をともした小人さんたちは言いました。
「わたしたちがサンタさんになって
世界中の子供たちに贈り物をしよう」
すると
わたしをつかってください、
出てきたのはモミジの葉。
「はっぱっぱ~」
葉っぱの国に伝わる魔法の呪文を唱えると
モミジはお星さまになって空に輝き、
コッコちゃんにブルーアイスの角がはえ
トナカイに変身し、
小人さんたちは空に舞い上がります。
はじめに女の子の家に着きました。
「はっぱっぱ~~~」
カジイチゴの葉っぱが
うさぎのお人形になって
ベッドにもぐりこみました。
次に
コブシの葉っぱは
「はっぱっぱ~~~」
新幹線になって男の子の枕元へ
それから
カラスウリの蔓は
「はっぱっぱ~~~」
指輪になって
お姫様になりたい女の子の指に
はまり夢の舞踏会へと行きました。
ところが
東の空がだんだん明るくなり、
「こけ、こけ、コケ~~~~」
コッコちゃんのようすがおかしくなりました。
「あ、だめ~~、コッコちゃん、
なかないで!
ないたらニワトリにもどっちゃう~~」
でも、
「コーケコッコ~~~~」
コッコちゃんは鳴きました。
ひゅ~~~~~~~ん、
(どうなったと思う?)
(おちたーッ)
そう、みんな真っ逆さまに落ちていきました。
でも大丈夫、
バタバタバタバタバタ・・・・
コッコちゃんには羽があったのです。
そうして
小人さんたちをみんな
おうちへ連れて帰ってくれたそうですよ。
おーしーまいまいまいまいまい
大きな布団をばたんと敷いて眠りま~す
く~く~く~
♪おおきなゆめのまくら
たのしいゆめが みれますように
♪ちいさなゆめのまくら
やさしいゆめが みれますように
♪ラララララララ ラララララ
でもお話しはここで終わりません
ホ~ッホッホッホッホッホ~
ホ~ホッホッホッホッホ~
そこへサンタさんが帰ってきて言いました
「ありがとうありがとう、
わしの代わりに 世界中の子供たちへ
贈り物をしてくれて ありがとう
おまえたちには わしから
プレゼントをあげよう」
すると夢の国電車の枕元に
プレゼントが置いてありました。
「そうだ、そうだ、
大事なことを言い忘れるところだった、
これは自分の家に帰ってから開けておくれ
でないと葉っぱの魔法がとけてしまうからな」
つぎは~おうちえん~おうちえん~
おりるひとは おきてくださ~い
キャンドルの火をそっと消しました。
「きえたッ! どうしてきえるの?」
消した火は
こんどは
みんなの心に灯ります。
ほんとにほんとに
おーしーまいまいまいまいまい
<おまけのおまけ>
メダカすくいをつくって
「みてみて~」
掬っちゃった!
「メダカがバックで およげるッ」
今日も大発見ッ‼
「とれた~~♪」
ちょっとこわかったけど、
今日も大冒険ッ
今日のおやつは焼きりんご編
「りんごどこ?」
(小人さんのもらってきて)
「は~い」
包んで
火を大きくして
熾火にして乗せて
焼けたかな?
「もっとたべる」
「おいし~」
熱々でとろけて
アップルパイみたいだったね。
クリスマスコラージュ
クリスマス色の
赤いザリガニが泳いでいます^^
森のごちそう
怪しい夜 怪しい夜明け
何か不思議なことがおこりそう
こけ、こけ、こけ、
コ~ケコッコーーーーーッ
ひゅ~~~~~~~ん
みんな真っ逆さま
と思ったら、
コッコちゃんには
羽があって
空を飛べました
こけ、こけ、こけ、
コ~ケコッコーーーーーッ
みんなの帰ったお部屋
妖精さんが遊んでいるようです
もうしばらくこのままで・・・
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