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2021年12月12日 (日)

トウネズミモチ丸薬

冬になると
縁側に陽が差さなくなるので
常緑樹を剪定します。

剪定の適期はありますが、
剪定ばさみで切れるくらいの太さなら
どの木もほぼ
いつでも散髪OK。


なかでもトウネズミモチは
その実を鳥が食べて
あちこちから芽が出て大きく育つので
放っておくと大変なこっちゃになるため、
いつも実がなる前に剪定するのが肝心です。
これは11月初めかな。
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目隠しにもなるので
程々の透かし切り。

でもこの
トウネズミモチの実で丸薬が出来ると
教えていただいて、
あ~~忘れてた~切っちゃった~
と思っていたら、
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「あったよ!」
と公園のトウネズの実をもらってきてくれました。

ところが
ガガ~~~ン
11/21に採取してしまい、
まだ実は苦く、
あと1ヶ月ほどなんでしょうか、
完熟して甘くなったものを使うんだそうで、
あちゃ~早すぎたー
花瓶に活けておいても追熟しないとのこと。

どっちにしろ難しそうで
今年は作るつもりは全然なかったのすが、

12/4 ふっと手が空いて魔が差し
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夜の電灯のもと、

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眺める

あ~なんて美味しそうな深青色、
2週間たっても活き活きしてる、
さすが女貞子(じょていし)
強心、強壮、強精、胃腸、五臓、あらゆる病気、
そんな記載の木で、


確かに、どんどん芽が出てきそうで
畑に置いておくわけにもいかず、
生態系被害防止外来種の指定に違わぬ生命力。

それに実を齧ると
この苦味、
ナンテンの葉にそっくり!
とくれば
胃腸に良いこと間違いなし、
の確信も走り、

ならばいっそのこと、
熟していようがいまいが
その生命力に敬意を払い、
作ってしまえ~丸薬ッ

検索すると
その作り方は2~3出てきて
それを参考に以下挑戦♪

ありがと~ありがと~~

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実をはずす

ほんの二枝ほどなので
あっという間。

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土鍋にお水と入れて

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約1時間~1時間半

ストーブのある生活っていいですね~
こういう時間のかかるコトコトが
ラクに出来て♪

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冷めてミキサーにかける

少量なので全く苦にならない

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ドロドロになったら、

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水を足して
また火にかける

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水分をとばして火をとめる


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黒砂糖が合いそうだと思い、
最後のひと匙に
黒砂糖を混ぜてみた、

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溶かして舐めたら
クラクラするほど
美味しい。
もう、ぜ~んぶこの味にして
水飴みたいに食べたくなったけど、
もう二度とやらないかもしれないから
ちゃんとした作り方もやってみようと
思い直し、


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まずは、
皮や種のゴロゴロを濾すバージョン

茶漉しで濾してみたら、
茶漉しが壊れそうな予感、、
今度はちゃんと裏ごし器で濾そう。

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日に干す。

左は濾したもの。
右上は濾してないもの(黒砂糖入り)
右下は濾したもの(黒砂糖入り)

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翌日


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翌々日。

約二日干す。

待ちきれなくなり、
丸めてみる。
うす~く伸ばしたところは
カチカチに見えたけれど、
スプーンでこさぎながら
いい感じで丸まり、


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他のも全部丸くする。

他のサイトに載っていた通り、
シナモンをかける。
実はこれがやりたかった、
生八つ橋とか、
とにかくとにかくシナモンが好きなので


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出来たものも
どんなに種や皮がモフモフと
口に残ろうが、
美味しい、、

そして、
この時点になると
黒砂糖が入っていても
いなくても変わらないくらい
高級チョコな味がする。

やっぱちゃんと濾したのは
柔らかくてマイルドな舌触り。

濾さずにザラつく方は、
黒砂糖入ってるせいか、
噛みしめて美味しいし、

だったら
完熟の実で
丸薬作ったら
いったいどれだけ美味しいんでしょう。

いえいっそ、
クロガネモチとか
青梅や
シュロの実でも
つくりたくなってしまった
丸薬紀行でした。。。

<おまけ>トウネズと ネズミモチ
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トウネズミモチの花

一面の花。
その分、実もたわわ。
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トウネズミモチの実(中国原産)


実の形は丸い。
葉は光に透かすと葉脈支脈も浮き出る。
脈が見えづらいのもある。


そしてこちらは、
在来種の
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ネズミモチの花

トウネズミモチより花房が小さい。
その分、実も少ない。
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ネズミモチの実

実の形がネズミの糞に似ている。
名前の由来。
葉は厚めで光に透かしても支脈は出ない。
薬草として
トウネズミモチと同様に使えると書いてある。
ネズミモチがある所は、
その土地の木で作れたら最高ですね^^
























































 

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