ふわ~っと笑えるお盆
8月13日 お盆で御先祖様をお出迎え
埼玉のこの辺りは旧盆です。
前日までに家の入口に竹を切って立てて、
花を買ってきたり
お庭の花も活けたり、
仏壇や位牌をお掃除したり。
ご先祖様をお墓まで迎えに行く家もありますが、
うちの場合は瞬間移動で
入口まで来てもらいます、
当日は盆提灯に火を入れて、
ご先祖様はここから
迎え火に導かれて
おうちへ招かれます。
仏壇にはソウメンとカボチャがお供えしてあって、
「ゆっくりしていってください」
と毎年ベースケさんのお決まりの言葉で手を合わせます。
その声がやさしげに耳に響くので
この瞬間、
何とも言えない
ふわ~っとした気持ちになります。
ところが
「もう送りかぁ、あっという間だったな~」
とお爺さんが言うように
もう8月15日。
仏壇のロウソクから提灯に火を移し、
送り火に誘われて
あちらの世界へお帰りになります。
ナスやキュウリの精霊馬がスタンバイしています。
お土産のおせんべいやまんじゅうもあります。
霊になれば
普段から時空をこえて好きな所へ
どこへでも行ってそうですが、
わざわざ可視化して三次元におろす風習は不思議で、
これを大人になって初めて体験したせいで
日本人アイデンティティーを
初めて獲得した心地となり、
土地の風習は
強力なグラウンディングの一つなんだな~と
感じる次第。
こちら側には
「無縁様(むえんさま)」の
お線香をたてます。
家に入るまで
「ふりかえっちゃ だめだよ」
「ついてきちゃうからな」
これも笑える、
ついてきちゃダメって^^;
日常の瞬間移動ならいいけど、
未練で引き留めたり
居残るのはダメってことの
体験的可視化かな。
いつもありがとう~ありがとう~♡
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