「自然学習広場」分科会~これまでの流れ~
2024.10/18
8回にわたる分科会が大まかに終了しました。
2023年
12/21 事前説明
2024年
3/21 1回目
5/17 2回目
6/24 3回目(臨時)
7/5 4回目
7/17 5回目(臨時)
9/6 6回目
10/11 7回目(臨時)
10/18 8回目
新戸塚環境センター内、
(2022年より工事中)
環境啓発棟「自然学習広場」の分科会です。
(2028年より建設工事予定)
●「土の道」の半分が「スラグ舗装等」、
●「多様な野草の原っぱ」は「ノシバ」に
すり替わりました。
9/6最後の完成設計図の出る日に、
初めて来た造園業者さんのプレゼンが
いきなり始まり、
これまで参加していなかった業者案へと
すり変わりました。
その設計図案は、
「綾瀬の森」を「空白地帯」と誤認、
「自然学習広場」は「緑化」の記述。
最初に三井住友さんが出された案から
大きく後退、誤認識でした。
エコロジカルネットワークや
生態系を掲げている業者案ですが、
パソコンの航空写真で設計し、
どんな緑地をつくるかの
緑地設定が抜けていました。
7/17の回まで建設室(行政)は
誠実な対応をしてくださっていたので
大変残念な状態です。
10/11決定事項を事前に伝える臨時の会に
よばれ「採用・不採用表」(下記参照)を
示し、項目ごとに「なにかありますか」と聞かれ、
意見をいうと
「だだをこねている」
「帰ってもらっていい」
との発言を受けました。
「それでは要望は意見書で提出します」と
返答し、
10/16意見書(下記参照)を提出。
「川口市環境部
新戸塚環境センター建設室」と
「川口市長」宛へ送りました。
その結果、
10/18最後の分科会では、
建設室の対応は変わり、
「意見はありますか」
「ボランティアで来てくださり
ありがとうございました」
と態度を改められ、
正常に戻りました。
ただし、
「(半分)スラグ舗装等」と「ノシバ」の
業者案は戻らず、
すり替わったままでした。
①舗装にする理由は、
「誰もが
安全に通行できる状態(舗装など)で整備する」
ですが、
2017年自然保護大賞の受賞内容通り、
子供たちと歩いて調べた際、
決定事項提案のスラグ舗装等は
数年でヒビ割れや剥離が入りやすく、
安全というより危険、
転べば
お年寄りや子供の怪我は深くなる
鋭利で硬いものでした。
土の道の膝や皮膚へのやさしさは、
綾瀬の森で証明されています。
綾瀬の森へ
車いすを押して来られた
老々介護のお年寄りが、
90過ぎのお母さまの手をとられて
土の道のうえで車いすをおりて
歩行練習をされているほどです。
②ノシバ案の理由は、
「外来種の飛来抑制と
良好な維持管理から、採用する」
イネ科など強い草が出たときに
抜き取って維持しやすいからとのこと、
「草花あそび」や 「自然観察」
「バッタ選手権」や「虫とり」にとって
なくてはならない多様な草地ですが、
遊んだ経験のない
あるいは忘れてしまった大人には、
多様な草地は
ただの荒れ地として映るようです。
全面ノシバにして
どんな自然学習をするのか、、
都市公園の維持管理方法を
教えるのでしょうか。
そんなわけで、
百聞は一見に如かず
子供たちが原っぱで遊んでいる様子や
その他もろもろ
たくさんカラーコピーして
伝えてきました。
それでも、
違いが伝わらないようでした。
こうなったら童心に帰って
建設室のおじさん達と
一緒に遊ぶしかありません^^;
子供たちは皮膚で学びますからね♡
③結局テーマパーク公園
汚れない道をつくって(スラグ舗装等)
単一植栽にして他を排除
(ノシバ原っぱ)
柵をして花畑をつくり
(バタフライガーデン)
可変性のない丸石の庭
(構造説明は不十分)
を作るなら、
自然学習広場ではなく、
人間中心の都市公園です。
自然の森と
都市公園との違いがわかる目を
・造園業者
・行政
・市民
みんなで歩いて遊んで楽しんで
育んでいく必要があります♡
④本物の土は絶滅危惧種
近年、
都市近郊の埼玉県川口市は
住宅の庭はどこも駐車場となり、
公園はカチカチの土系舗装、
植木畑は後継者不足で開発に抗えず、
貝塚や安行台地斜面林は
構造特区の産業エリア計画となり、
本物の土はまさに川口市から
消えようとしています。
雨がふったら
「ぬかるむ」
といった
ありきたりのクレーム経験すら
子供たちは体験できなくなっています。
(道に勾配をつけるなどして
排水を考慮すれば
ほぼぬかるまないのですが)
経済的開発優先や安全の名のもとに
「土の道」は絶滅危惧種となっています。
⑤今後どうなる???
10/18への回答は今後とどく予定。
樹種確認は、年末から年始予定。
こどもたちへ残そう
~本物の土と本物の原っぱ~
こどもたちみんなと育てたい~
~自然の森、自然学習広場~
PS、それからもうひとつ、
「災害時のみ使用のカマド設置」
に屋根を提案した折、
「テントで対応する」
「お金がかかる」
「雨がふったら建物の中に入ればいい」
検討ゼロの即却下。
簡易な屋根でいいのですが、
この世界的な異常気象災害の時代に
地元住民への配慮は希薄でした。。。
~自然学習広場への「意見書」(要望書)~
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