2023年3月21日 (火)

「あるこう安行」構造改革特区をうけて

区画整理課
都市計画課より
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こんな図面が届きました。

R4年4月に
構造改革 特別区域に
認定されたことを受けての
土地利用方針計画です。

よく見れば、
住んでいる場所の
自然がなくなり、
産業エリアができ、
道路がつくられる計画案です。

これは大変!

と、
帰省していた私に
わざわざラインで知らせてくれた模様では、

日夜眠れなくなる思いだったらしい、、、

ベースケさんは、しかしある日、

いろいろ話すなか筆をとり、

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カリカリカリ、

送られた図面に書き込み、

文章化し、

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図面におとし貼り付け、

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じゃーん、

出来上がり、

役所へ意見を送りました。
ただ返答はくれないそうですけどね^^;

たとえば、

産業エリアではなく、
自然の森(公園)にして、

道路ではなく
湧き水を埋めるのではなく活かして、
遊歩道にする

という案です。

縄文時代の貝塚もある
大宮安行台地の貴重な斜面林ですからね~
斜面林はここ川口市の背骨、
湧き水など
自然の気の出入り口がたくさんある所ですから、
心して大切にしなくてはいけません。

子供たちにも家族会議、
(ただのお食事会ですが)
を開いて伝えたところ、
何と言うかとドキドキしていたら、

「あの道、好きなのに~」
一見薄暗くてゴミも落ちてる森の坂道に
好き発言も出て、
すごくすごく驚き
飛び上がるほど嬉しかったのでした。
「わかりやすいキャッチフレーズが思い浮かばない」
というと、
「あるこう安行」
と言ってましたしね^^


ウグイスが鳴き誇る丘の小径と
そこを散歩する
たくさんの近隣住民の人たちは、
少なくともこのような計画は全く知りません。
地主にいたっても
書類を読むのが苦手な人は
教えてもらって初めて驚くという流れ。
同じ地域でも
それぞれの地主の思いは違いますが、
すべての人がより良い幸せを選択できますように。








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2023年2月17日 (金)

「杜人」(もりびと)

上映会「杜人」
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観に行きました。

良かったですよ~

映画で出てきた場所は
災害地や重機での再生が目立ちましたが、
ベースケさんがYOUTUBEで見たのは、
一般人向けの食や健康の講習会で、

移植ゴテ1本で、水の流れをつくり、
草刈りガマ1本で、風の道をつくり、
再生していける

みたいな内容だったそうで、

たとえば、

とつぜん山を管理するハメになった人とか、
細々残っている都会地の自然の管理とか、
庭はあるけど植物が育たん、

みたいな人にもおすすめです^^

風の草刈りとか
大地の呼吸とか、
矢野とものりさんのビジョンワード
心にすっと入ってきて素敵ですからね♪


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2023年2月10日 (金)

アカガエルの堰づくり

ようやく関東にも雪が降りました。
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ここは戸塚下台公園。

左側の斜面の上は道路と住宅地になり、

すっかりコンクリートで地面は覆われ、

中央の水路の湧き水は途絶えました。

雨の水もすぐに乾いてしまいます。



しかし細々と生き残っている

ニホンアカガエル、

産卵のこの時期に水はゼッタイ必要。



雨水を溜める堰を修理しに

雪の中、出かけていったベースケさん、

堰は子供たちが
どうしても遊んで壊してしまいます。
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アカガエル母さんを見つけました。

お腹に空けてみえるのは

模様?

もしや卵?

びっくり!

私も実物を見たかった、、、


とにかくお腹は

産卵前の卵でいっぱいでした( ;∀;)♡




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しかも♂も居ました。

♀に比べると
ちっちゃく見えるけれど、

♀に抱きつくために

腕が太いっ^^!


我が家に自生していたアカガエルは
ニワトリや野良猫に追われたせいでしょうか、
2年前から鳴き声を聞かなくなりました。

ちょっとした環境の変化で
突然いなくなるアカガエル。
下台公園に居なくなると、
残すはお爺さんちの田んぼのみ。
窮地です、、
あちこちで自然の森が傷んでいるのを感じます


クポポポポポポポ・・・・

クポポポポポポポ・・・・

お風呂に入りながら
あの鳴き声を
また聞きたいなぁ

今度の土曜日2/18は
はげ山になった斜面林再生プロジェクト
リスになって
子どもたちとどんぐりを埋めます。

※実はそのアイデアの源泉は、
「たねまき♪」といって、
おうち園の小さなお友達が
穴をほって、
どんぐりを山のように
埋めていた遊びが元^^

傷み、そして再生・・・
形ある存在としての体験、
私たちは本当に豊かです。

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2022年7月26日 (火)

3年後のイイナパーク

3年前の川口市赤山を見て、

「川口市に
こんなきれいな谷戸(やと)があるんだー!」

今はイイナパークが出来て
その風景は改変しましたが、

昆虫の会などで遠くの丘陵に行かないと
なかなか見られない風景が残っており、
特にフワフワドームからトンボ池方面を見た時の
水の流れと両脇に広がる谷の波。

は谷あり山あり水の流れありで、
絶景だったようです。
現在は設計で、
人優先の平らな道になり、
トンボ池を広くしたため、
谷戸のもつ自然な水の流れが
感じられなくなっています。




今はイイナパークとなり、
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表面の土をはがしバークチップがひかれ、






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公園らしくなってしまいましたね。
雑木林のなかも表土をはがし、
奥も隅々まで新たな植栽です。
  {2年前工事中のようす}

工事前は
「奥は自然の森にして
自然学習の場にする」というコンセプトでしたが、
すっかり植栽樹とカブトムシ公園でした。
但しキリギリスは自生しました。



①建設部~公園課の管轄ですが、
せめて今からでも
環境部~自然保護対策室にしてほしい。

②オニヤンマとかカブトムシとかホタルとか
昆虫スターだけを大切にせずに、
生き物全体のバランスを見る管理をしてほしい。


③行政、管理業者、市民など
意見を聞き合えるQ&A等の関係を
大切にしてほしい。

<おまけ>キリギリス自生
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奥の「虫のはらっぱ」以外の植え込みも
こうして草を残しておく
手の周り過ぎない管理が良いようで、

なんとキリギリスが自生していました。
川口市からの絶滅を危惧し、
3年前に近くの空き地のキリギリスを育て、
行政の方と一緒に子供たちと放虫しました。
また近隣の生き残りのキリギリスも
集まってきたのかもしれません。
心無い放虫も考えられますが、
年数的には地域種の可能性はあります。
キリギリスプロジェクト2019.6.8
 


<懐かしいおまけ>
3年前にイイナパークで開催した
キリギリスプロジェクトの時の夢

●昆虫の斉藤先生
「みんな(子供たち)と市が協力して
維持、管理、作業をやるといい」

「草地、水辺、森のある
大変貴重な地形・環境です。
57種類の昆虫が居ました。」


●植物の西川先生
「この公園が出来る前に救出した
貴重種9種がなくなっていました。
今後、みんなとまた救出して見守りたい」

「帰化種については
正確に調査をすると良いです」

●コロボックル横山
「若者が運営できる自然学習センターをつくりたい」

「奥の細い湧水を活かした森にするといい」



<おまけ>
計画段階で
西川先生も意見を言ったそうですが
もう聞き入れてもらえなかったイイナパーク。
そこで教訓、
「計画の早い段階から意見を言う」
ことにしたベースケさん、
戸塚環境センターの改築工事の話しが出た時、
計画の早い段階どころか、
計画に緑地部分の入っていない時から、

「作ってほしい、
樹種はこれがいい」

と具体案を伝え、
あっさり却下されましたが、
まさかの奇跡の大逆転で
自然体験の森案通るッ!
6年後のお楽しみ~♪



    







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2022年5月24日 (火)

飄々とゴミのような信念~まち美化大賞~

拾っても拾っても道路のゴミが散らかるんで

看板をつけたらどうかと思ったベースケさん、
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産業廃物対策課に作ってもらった

ありがと~ありがと~

収集業務課(まち美化促進プログラム)は、
ごみ収集所のゴミだけ担当で、
看板は作ってくれなかった

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「設置許可は道路建設課へ行ってください」
「ゴミ投棄は道路維持課へ言ってください」

看板は出してくれて助かったけど
一筋縄ではいかなかった^^;


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車で移動して道路建設課へ行く

「ペラペラしていると危険、
許可は難しいです」

でも、
すぐ隣の
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道路維持課の人も呼んでくれて


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話に付き合ってくれる^^

ありがと~ありがと~

「トンネル内は○○担当なのでそちらに連絡してほしい」
「公園内は、○○が担当です」
いえ道路なんですけど・・・
「ゴミは本来、環境部にやってほしい」
「設置許可は、○○がやるのが筋」
「看板に連絡先をつけるのは、
○○が申請するのが本来です」
では次回そうすればいいのですね、
「いえ出来るとは限りません」

煙にまかれつつ
必死に話を整理しながら
結局ムリだと悟った瞬間、

隣のベースケさん、
「じゃあ付けてみてもいいですかね~」
とまさかの発言。
(今までの話し、聞いとったんかな)
真っ向から否定されるに決まってるでしょ~~~

と思ったら
「そうですね~」
と申し訳なさそうな困ったような顔をして
フンイキ肯定してくれた。
たぶんね^^♪

そこで
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せっせと
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ちゃっかり
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ぺたぺた
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ぐらつくから反対された所にも
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頑丈に!

どうじゃい?

つけてみた。


元々
ポイ捨てゴミが看板で減るとは思わないけど、
ベースケさんがドンドンやるんで
結果よりプロセスが大事とついていったら、
小学生のお仕事探険みたいで楽しかった!
業務とはこういうもの、
最後は気持ち次第、
みたいな^^

そういえば北海道のひびきの村の
大村さんも仰っていた。
「にんげんとは そんなもんですよ」
会議で長く話すと
最後はみんな疲れて
強い思いが通る、
っていう経験談だった。
あれは、
体力と気力のスタミナ話しだと思ってたけど、



「ひょうひょうと舞い戻ってくる」
受け流しの話しだったんだろうか、
まるで
飄々とした、
風に舞い戻ってくるゴミのような信念^^;;

成果はなくとも私が
「まち美化大賞」をあげよう!

<おまけ>
私が一番感動だったのは、
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看板つけに行ったら
よく居る「尺八おじさん」が丁度いて、
お背中の写真を撮らせてくださいと頼むと
「顔もいいよ~宣伝になるからさ~」
と トトロまで吹いてくれたこと。
超気さくなおじさんだった。
でも看板がちょうど見えない場所だった(泣)

♪「北の国から」も素敵、

リクエストしたら吹いてくれるかも♡

こうして
この道やトンネルを愛する人がいて、
ゆる~くつながることができるなんて
ゴミは落ちていても
もうここは天国だと思ったのでした。

 

 

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2022年3月 5日 (土)

戸塚南小のビオトープ作業

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2022年2月27日 (日)

アカガエルの産卵を助けよう~

本日は、近隣のエコクラブの子供たちに声をかけ、戸塚下台公園の水路を整備しました。

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2021年7月15日 (木)

日本自然保護協会

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2021、7~8月号

夜特集、

夜の公園、
夜の水辺、
夜のオフィス街、
夜の神社、
夜の役割まで

肝試しをしているかのような
ワクワクゾクゾク特集。

ユニークで専門的で
薄い機関紙なのに
いつも深くておもしろい。

その32ページも
良かったら開いてくださいね。
拙著の紹介を掲載してくださいました、
まるで奇跡^^;

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2021年5月24日 (月)

海ごみゼロウィーク

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2021年3月 6日 (土)

安行原自然の森~池ほり大作戦!

安行原自然の森のカキツバタ池は川口市内最大級のアズマヒキガエルの産卵場所です。

8年くらい前は、この池に100匹くらいのヒキガエルが集まり、産卵のための蛙合戦を繰り広げていました!ただ、年々数は減少傾向にあります。周りの開発と人の出入りが増えたことが考えられます。

先日、池のようすを見に行って見ると全く水が溜まっていません~ 
湧き水の水路には水が流れていますが、ヒキガエルは流れのある水路への産卵を好みません。
大雨のとき産んだ卵が流されてしまうせいでしょう。

自然の森の管理は見た目の美しさや貴重種の保護だけではなく、森に暮らす動植物全体の命の流れが重要となります。

池の植物の堆積と、水路の溝掘りで、高さが逆転してしまいました。

川口市自然保護対策室にご協力いただき、作業できることになりました。

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絵本「ごとおべえがいく」。ヒキガエルの産卵が良く分かる絵本です。

泥だらけになって作業してくれた、皆さん、ありがとうございました!

今度は産卵の観察会をやりましょう。

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ヒキガエルの雄雌

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安行桜が満開のころ、ヒキガエルの産卵が始まります~

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