2024年9月21日 (土)

イオンモール川口「いきもの調査」2024

埼玉県環境科学国際センター経路で
イオンモール川口「いきもの調査」の依頼が来ました。
Img_20240921_100426
イオンは30年ほど前から
市民とイオンの森をつくっています。
Img_20240921_105306
宮脇昭(生態学者)さん方式です。
土地本来の樹種、
主に常緑樹を密植混植して
熟成した極相林(森の最終形態)をつくる
ユニークな森づくりです。
Img_20240921_105753
べーこ
「企業のお店とか行政の施設って
おんなじ木をよく列植してるよね」

べーすけ
(ここは宮脇さん方式だよ)

べーこ
「いろんな木を植えるっていいね」

べーすけ
(20種くらいの木が
スパンごとに植えてあるんだよ)

べーこ
「そっかー
じゃあ、20種覚えれば
ぜんぶわかるじゃん」

べーすけ
(それとね、
この植栽のおもしろいところは
間隔は決めてあるけど、
市民と植えるせいか、
樹種がランダムに非連続性に
植えられてて
より自然に近くみえるんだよ)

べーこ
「にゃるほろ~
リスが種まきしたみたいになるんだね^^
大抵どこも規則的に植えるもんね」

べーすけ
「ただ極相林をつくるイメージもあってか、
下草がないんだよね」


べーこ
「うんそうだね、
下草がないから
生きものが少なかったね~」

べーすけ
「生き物がいるからいい
ってだけじゃなくて、
今日は
ツチイナゴが1匹だけ居て
子供たちがすごく喜んでたよね。

草があって、
生きものが育って
土が豊かになって
子供たちが笑顔になって
まちが生き生きとなるのがいいんだよね~」

べーこ
「そっかー
今後そういう視点も
まちの森づくり公園づくりに
加味されていったら
愉しいね~~~」

べーすけ
「草をはやしていると
荒れてるって思われがちだけど、
高刈りや部分刈りして
表情をつけられれば美しいしね」

べーこ
「人間の手が回らないところで
生きものは生き延びていくっても
言ってたよね^^」


※現在、べーすけべーこは、
川口市戸塚環境センターの
自然学習の森づくりの分科会に参加中。

最後の完成図案が出されるその日に、
入札前の造園業者さんのプレゼンが
突然はいり、
1年かけて伝えて
行政も真摯に応えてくださっていたはずが、
態度が急変(泣泣)。
第1回目に変更してもらった
原っぱゾーンに芝生列植の案が再浮上。
他5点すべてが
ふりだしに戻る。

でも
なんども繰り返し繰り返し伝えることで
より深く
市民と行政と業者が
折り合いをつけていけることでしょう。
イイナパークの二の舞になりませんように(祈)
どっちにしろすべて楽しみ~~~♪
なぜか
ピンチに陥るほど
最高最善を確信します(笑笑)

ありがと~ありがと~
おめでと~おめでと~~~




~本日の観察結果~

植物は合計22種確認しました。

<落葉高木>
クヌギ
コナラ
サクラ
コブシ
サンシュユ
カツラ

<落葉中低木>
ガマズミ
シモツケ

<常緑高木>
シラカシ
アラカシ
アカガシ
スダジイ
タブノキ

<常緑中低木>
トベラ
ヤツデ
カクレミノ
ネズミモチ
マサキ
シキミ
イヌツゲ
ヒイラギ
ナンテン

<虫>は
ツチイナゴ1匹
アオスジアゲハ幼虫1匹
ハスモンヨトウ幼虫1匹
ジョロウグモ1匹
ビロウドコガネ1匹
キマダラカメムシ数匹
ハムシ数匹
オカダンゴムシ
アリ


Img_20240921_110111
トベラ(海岸の木、潮風や乾燥につよい)

Img_20240921_110131
シモツケ(最初に下野(栃木県)で発見された)

Img_20240921_110711
ヤツデ(八つに開いた手のような)

Img_20240921_112258
マサキ(春の芽先で刀をつくる草花あそび)

Img_20240921_112305
ナンテン(難を転ずる)


Img_20240921_153121
シキミ(仏様にお供えする木)




Img_20240921_110826
アラカシ(シラカシと似てる~葉脈で区別)


Img_20240921_112329
アカガシ(葉に鋸歯がない全縁)

Img_20240921_110734
タブノキ(アオスジアゲハ幼虫が居た!)


Img_20240921_110512
バイオームアプリで記録観察する観察会です。

「5000点ゲットしたよ♪」みたいな^^


Img_20240921_111806
ハスモンヨトウ幼虫

自然保護対策課さんも
取材に来てくださいました。

ありがと~ありがと~
イオンの森さんありがとう~~~~♪


※自然との共生が言われながら
 川口市内は年々自然が少なくなり、
 土手や庭や公園からも
 本来の土が消え・・・
 企業による
   市民による
 行政による
 身近な自然地づくり
 とても貴重です。











| コメント (0)

2024年3月21日 (木)

環境啓発棟と自然学習広場

| コメント (0)

2024年3月14日 (木)

森のメンテナンス~モグラ風

今日は

森の道の

あっさりメンテナンス

Img_20240310_162728
サクサクサクサク・・・

カチカチになってきた道の脇に溝ほり

Img_20240310_162748
ほりほりほり、ほりほりほり・・・

木陰の落ち葉の道には点穴ほり

Img_20240310_162815
パラパラパラ

点穴には燻炭(くんたん)ふりかけ
微生物のおうち♡

Img_20240310_162948
サクサクサクサク・・・

木陰広場の脇にも 
ずんずん溝ほり

Img_20240310_162953
カッカッカッカッ・・・

ザクザクザクザク・・・

まるでモグラ(笑笑)



お庭や森や自然公園の表面が
カチカチに固まってきたなと感じたら、
水や空気の流れをほぐしてあげると
お疲れさんの微生物や根っこが
ノビノビ元気になる仕組み
だそうですよ。

高田宏臣(土中環境の改善)さんや
矢野智徳(大地の再生活動)さんの
グライ化(腐り、詰まり)解消方法を参考に
あっちにこっちに
モグラな日々^^

(だれのやりかた?)
「決まってないよ、できることをしてるだけ」
       (べーすけ)


グライ化って、、、
朝の鼻づまりのよう^^
片方づつ鼻の穴をおさえて
吸って吐いて呼吸して
酸素と鼻水を通すのが
朝おきたときの
わたしの布団の中の日課。

大地も
水や酸素が流れなくて、
鼻づまりや血栓になるんですね。。。


| コメント (0)

2023年12月10日 (日)

リスになってドングリをまこう!

| コメント (0)

2023年3月21日 (火)

「あるこう安行」構造改革特区をうけて

区画整理課
都市計画課より
Img_20230318_125748
こんな図面が届きました。

R4年4月に
構造改革 特別区域に
認定されたことを受けての
土地利用方針計画です。

よく見れば、
住んでいる場所の
自然がなくなり、
産業エリアができ、
道路がつくられる計画案です。

これは大変!

と、
帰省していた私に
わざわざラインで知らせてくれた模様では、

日夜眠れなくなる思いだったらしい、、、

ベースケさんは、しかしある日、

いろいろ話すなか筆をとり、

Img_20230318_103958
カリカリカリ、

送られた図面に書き込み、

文章化し、

Img_20230317_230241
図面におとし貼り付け、

Img_20230318_125911
じゃーん、

出来上がり、

役所へ意見を送りました。
ただ返答はくれないそうですけどね^^;

たとえば、

産業エリアではなく、
自然の森(公園)にして、

道路ではなく
湧き水を埋めるのではなく活かして、
遊歩道にする

という案です。

縄文時代の貝塚もある
大宮安行台地の貴重な斜面林ですからね~
斜面林はここ川口市の背骨、
湧き水など
自然の気の出入り口がたくさんある所ですから、
心して大切にしなくてはいけません。

子供たちにも家族会議、
(ただのお食事会ですが)
を開いて伝えたところ、
何と言うかとドキドキしていたら、

「あの道、好きなのに~」
一見薄暗くてゴミも落ちてる森の坂道に
好き発言も出て、
すごくすごく驚き
飛び上がるほど嬉しかったのでした。
「わかりやすいキャッチフレーズが思い浮かばない」
というと、
「あるこう安行」
と言ってましたしね^^


ウグイスが鳴き誇る丘の小径と
そこを散歩する
たくさんの近隣住民の人たちは、
少なくともこのような計画は全く知りません。
地主にいたっても
書類を読むのが苦手な人は
教えてもらって初めて驚くという流れ。
同じ地域でも
それぞれの地主の思いは違いますが、
すべての人がより良い幸せを選択できますように。








| コメント (0)

2023年2月17日 (金)

「杜人」(もりびと)

上映会「杜人」
Img_20230217_105424
観に行きました。

良かったですよ~

映画で出てきた場所は
災害地や重機での再生が目立ちましたが、
ベースケさんがYOUTUBEで見たのは、
一般人向けの食や健康の講習会で、

移植ゴテ1本で、水の流れをつくり、
草刈りガマ1本で、風の道をつくり、
再生していける

みたいな内容だったそうで、

たとえば、

とつぜん山を管理するハメになった人とか、
細々残っている都会地の自然の管理とか、
庭はあるけど植物が育たん、

みたいな人にもおすすめです^^

風の草刈りとか
大地の呼吸とか、
矢野とものりさんのビジョンワード
心にすっと入ってきて素敵ですからね♪


| コメント (0)

2023年2月10日 (金)

アカガエルの堰づくり

ようやく関東にも雪が降りました。
Img_20230210_085843450
ここは戸塚下台公園。

左側の斜面の上は道路と住宅地になり、

すっかりコンクリートで地面は覆われ、

中央の水路の湧き水は途絶えました。

雨の水もすぐに乾いてしまいます。



しかし細々と生き残っている

ニホンアカガエル、

産卵のこの時期に水はゼッタイ必要。



雨水を溜める堰を修理しに

雪の中、出かけていったベースケさん、

堰は子供たちが
どうしても遊んで壊してしまいます。
Img_20230210_083810256
アカガエル母さんを見つけました。

お腹に空けてみえるのは

模様?

もしや卵?

びっくり!

私も実物を見たかった、、、


とにかくお腹は

産卵前の卵でいっぱいでした( ;∀;)♡




Img_20230210_083511131
しかも♂も居ました。

♀に比べると
ちっちゃく見えるけれど、

♀に抱きつくために

腕が太いっ^^!


我が家に自生していたアカガエルは
ニワトリや野良猫に追われたせいでしょうか、
2年前から鳴き声を聞かなくなりました。

ちょっとした環境の変化で
突然いなくなるアカガエル。
下台公園に居なくなると、
残すはお爺さんちの田んぼのみ。
窮地です、、
あちこちで自然の森が傷んでいるのを感じます


クポポポポポポポ・・・・

クポポポポポポポ・・・・

お風呂に入りながら
あの鳴き声を
また聞きたいなぁ

今度の土曜日2/18は
はげ山になった斜面林再生プロジェクト
リスになって
子どもたちとどんぐりを埋めます。

※実はそのアイデアの源泉は、
「たねまき♪」といって、
おうち園の小さなお友達が
穴をほって、
どんぐりを山のように
埋めていた遊びが元^^

傷み、そして再生・・・
形ある存在としての体験、
私たちは本当に豊かです。

| コメント (0)

2022年7月26日 (火)

3年後のイイナパーク

3年前の川口市赤山を見て、

「川口市に
こんなきれいな谷戸(やと)があるんだー!」

今はイイナパークが出来て
その風景は改変しましたが、

昆虫の会などで遠くの丘陵に行かないと
なかなか見られない風景が残っており、
特にフワフワドームからトンボ池方面を見た時の
水の流れと両脇に広がる谷の波。

は谷あり山あり水の流れありで、
絶景だったようです。
現在は設計で、
人優先の平らな道になり、
トンボ池を広くしたため、
谷戸のもつ自然な水の流れが
感じられなくなっています。




今はイイナパークとなり、
Img_20220721_155707
表面の土をはがしバークチップがひかれ、






Img_20220723_173622
公園らしくなってしまいましたね。
雑木林のなかも表土をはがし、
奥も隅々まで新たな植栽です。
  {2年前工事中のようす}

工事前は
「奥は自然の森にして
自然学習の場にする」というコンセプトでしたが、
すっかり植栽樹とカブトムシ公園でした。
但しキリギリスは自生しました。



①建設部~公園課の管轄ですが、
せめて今からでも
環境部~自然保護対策室にしてほしい。

②オニヤンマとかカブトムシとかホタルとか
昆虫スターだけを大切にせずに、
生き物全体のバランスを見る管理をしてほしい。


③行政、管理業者、市民など
意見を聞き合えるQ&A等の関係を
大切にしてほしい。

<おまけ>キリギリス自生
Img_20220723_182153
奥の「虫のはらっぱ」以外の植え込みも
こうして草を残しておく
手の周り過ぎない管理が良いようで、

なんとキリギリスが自生していました。
川口市からの絶滅を危惧し、
3年前に近くの空き地のキリギリスを育て、
行政の方と一緒に子供たちと放虫しました。
また近隣の生き残りのキリギリスも
集まってきたのかもしれません。
心無い放虫も考えられますが、
年数的には地域種の可能性はあります。
キリギリスプロジェクト2019.6.8
 


<懐かしいおまけ>
3年前にイイナパークで開催した
キリギリスプロジェクトの時の夢

●昆虫の斉藤先生
「みんな(子供たち)と市が協力して
維持、管理、作業をやるといい」

「草地、水辺、森のある
大変貴重な地形・環境です。
57種類の昆虫が居ました。」


●植物の西川先生
「この公園が出来る前に救出した
貴重種9種がなくなっていました。
今後、みんなとまた救出して見守りたい」

「帰化種については
正確に調査をすると良いです」

●コロボックル横山
「若者が運営できる自然学習センターをつくりたい」

「奥の細い湧水を活かした森にするといい」



<おまけ>
計画段階で
西川先生も意見を言ったそうですが
もう聞き入れてもらえなかったイイナパーク。
そこで教訓、
「計画の早い段階から意見を言う」
ことにしたベースケさん、
戸塚環境センターの改築工事の話しが出た時、
計画の早い段階どころか、
計画に緑地部分の入っていない時から、

「作ってほしい、
樹種はこれがいい」

と具体案を伝え、
あっさり却下されましたが、
まさかの奇跡の大逆転で
自然体験の森案通るッ!
6年後のお楽しみ~♪



    







| コメント (0)

2022年5月24日 (火)

飄々とゴミのような信念~まち美化大賞~

拾っても拾っても道路のゴミが散らかるんで

看板をつけたらどうかと思ったベースケさん、
Img_20220520_132538
産業廃物対策課に作ってもらった

ありがと~ありがと~

収集業務課(まち美化促進プログラム)は、
ごみ収集所のゴミだけ担当で、
看板は作ってくれなかった

Img_20220520_134249
「設置許可は道路建設課へ行ってください」
「ゴミ投棄は道路維持課へ言ってください」

看板は出してくれて助かったけど
一筋縄ではいかなかった^^;


Img_20220520_140157
車で移動して道路建設課へ行く

「ペラペラしていると危険、
許可は難しいです」

でも、
すぐ隣の
Img_20220520_140905
道路維持課の人も呼んでくれて


Img_20220520_141252
話に付き合ってくれる^^

ありがと~ありがと~

「トンネル内は○○担当なのでそちらに連絡してほしい」
「公園内は、○○が担当です」
いえ道路なんですけど・・・
「ゴミは本来、環境部にやってほしい」
「設置許可は、○○がやるのが筋」
「看板に連絡先をつけるのは、
○○が申請するのが本来です」
では次回そうすればいいのですね、
「いえ出来るとは限りません」

煙にまかれつつ
必死に話を整理しながら
結局ムリだと悟った瞬間、

隣のベースケさん、
「じゃあ付けてみてもいいですかね~」
とまさかの発言。
(今までの話し、聞いとったんかな)
真っ向から否定されるに決まってるでしょ~~~

と思ったら
「そうですね~」
と申し訳なさそうな困ったような顔をして
フンイキ肯定してくれた。
たぶんね^^♪

そこで
Img_20220522_110301
せっせと
Img_20220522_115709
ちゃっかり
Img_20220522_114321
ぺたぺた
Img_20220522_115913
ぐらつくから反対された所にも
Img_20220522_115718
頑丈に!

どうじゃい?

つけてみた。


元々
ポイ捨てゴミが看板で減るとは思わないけど、
ベースケさんがドンドンやるんで
結果よりプロセスが大事とついていったら、
小学生のお仕事探険みたいで楽しかった!
業務とはこういうもの、
最後は気持ち次第、
みたいな^^

そういえば北海道のひびきの村の
大村さんも仰っていた。
「にんげんとは そんなもんですよ」
会議で長く話すと
最後はみんな疲れて
強い思いが通る、
っていう経験談だった。
あれは、
体力と気力のスタミナ話しだと思ってたけど、



「ひょうひょうと舞い戻ってくる」
受け流しの話しだったんだろうか、
まるで
飄々とした、
風に舞い戻ってくるゴミのような信念^^;;

成果はなくとも私が
「まち美化大賞」をあげよう!

<おまけ>
私が一番感動だったのは、
Img_20220522_120016
看板つけに行ったら
よく居る「尺八おじさん」が丁度いて、
お背中の写真を撮らせてくださいと頼むと
「顔もいいよ~宣伝になるからさ~」
と トトロまで吹いてくれたこと。
超気さくなおじさんだった。
でも看板がちょうど見えない場所だった(泣)

♪「北の国から」も素敵、

リクエストしたら吹いてくれるかも♡

こうして
この道やトンネルを愛する人がいて、
ゆる~くつながることができるなんて
ゴミは落ちていても
もうここは天国だと思ったのでした。

 

 

| コメント (0)

2022年3月 5日 (土)

戸塚南小のビオトープ作業

| コメント (0)

より以前の記事一覧