イオンモール川口「いきもの調査」2024
埼玉県環境科学国際センター経路で
イオンモール川口「いきもの調査」の依頼が来ました。
イオンは30年ほど前から
市民とイオンの森をつくっています。
宮脇昭(生態学者)さん方式です。
土地本来の樹種、
主に常緑樹を密植混植して
熟成した極相林(森の最終形態)をつくる
ユニークな森づくりです。
べーこ
「企業のお店とか行政の施設って
おんなじ木をよく列植してるよね」
べーすけ
(ここは宮脇さん方式だよ)
べーこ
「いろんな木を植えるっていいね」
べーすけ
(20種くらいの木が
スパンごとに植えてあるんだよ)
べーこ
「そっかー
じゃあ、20種覚えれば
ぜんぶわかるじゃん」
べーすけ
(それとね、
この植栽のおもしろいところは
間隔は決めてあるけど、
市民と植えるせいか、
樹種がランダムに非連続性に
植えられてて
より自然に近くみえるんだよ)
べーこ
「にゃるほろ~
リスが種まきしたみたいになるんだね^^
大抵どこも規則的に植えるもんね」
べーすけ
「ただ極相林をつくるイメージもあってか、
下草がないんだよね」
べーこ
「うんそうだね、
下草がないから
生きものが少なかったね~」
べーすけ
「生き物がいるからいい
ってだけじゃなくて、
今日は
ツチイナゴが1匹だけ居て
子供たちがすごく喜んでたよね。
草があって、
生きものが育って
土が豊かになって
子供たちが笑顔になって
まちが生き生きとなるのがいいんだよね~」
べーこ
「そっかー
今後そういう視点も
まちの森づくり公園づくりに
加味されていったら
愉しいね~~~」
べーすけ
「草をはやしていると
荒れてるって思われがちだけど、
高刈りや部分刈りして
表情をつけられれば美しいしね」
べーこ
「人間の手が回らないところで
生きものは生き延びていくっても
言ってたよね^^」
※現在、べーすけべーこは、
川口市戸塚環境センターの
自然学習の森づくりの分科会に参加中。
最後の完成図案が出されるその日に、
入札前の造園業者さんのプレゼンが
突然はいり、
1年かけて伝えて
行政も真摯に応えてくださっていたはずが、
態度が急変(泣泣)。
第1回目に変更してもらった
原っぱゾーンに芝生列植の案が再浮上。
他5点すべてが
ふりだしに戻る。
でも
なんども繰り返し繰り返し伝えることで
より深く
市民と行政と業者が
折り合いをつけていけることでしょう。
イイナパークの二の舞になりませんように(祈)
どっちにしろすべて楽しみ~~~♪
なぜか
ピンチに陥るほど
最高最善を確信します(笑笑)
ありがと~ありがと~
おめでと~おめでと~~~
~本日の観察結果~
植物は合計22種確認しました。
<落葉高木>
クヌギ
コナラ
サクラ
コブシ
サンシュユ
カツラ
<落葉中低木>
ガマズミ
シモツケ
<常緑高木>
シラカシ
アラカシ
アカガシ
スダジイ
タブノキ
<常緑中低木>
トベラ
ヤツデ
カクレミノ
ネズミモチ
マサキ
シキミ
イヌツゲ
ヒイラギ
ナンテン
<虫>は
ツチイナゴ1匹
アオスジアゲハ幼虫1匹
ハスモンヨトウ幼虫1匹
ジョロウグモ1匹
ビロウドコガネ1匹
キマダラカメムシ数匹
ハムシ数匹
オカダンゴムシ
アリ
トベラ(海岸の木、潮風や乾燥につよい)
シモツケ(最初に下野(栃木県)で発見された)
ヤツデ(八つに開いた手のような)
マサキ(春の芽先で刀をつくる草花あそび)
ナンテン(難を転ずる)
シキミ(仏様にお供えする木)
アラカシ(シラカシと似てる~葉脈で区別)
アカガシ(葉に鋸歯がない全縁)
タブノキ(アオスジアゲハ幼虫が居た!)
バイオームアプリで記録観察する観察会です。
「5000点ゲットしたよ♪」みたいな^^
ハスモンヨトウ幼虫
自然保護対策課さんも
取材に来てくださいました。
ありがと~ありがと~
イオンの森さんありがとう~~~~♪
※自然との共生が言われながら
川口市内は年々自然が少なくなり、
土手や庭や公園からも
本来の土が消え・・・
企業による
市民による
行政による
身近な自然地づくり
とても貴重です。
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